2023年10月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」。
この記事では、「ブギウギ」第10話(第2週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第2週のテーマは「笑う門には福来る」です。
ブギウギ第10話のあらすじとネタバレ
鈴子が休んだのはたった一週間でしたが、何か月も経ったかのような遅れを鈴子は感じていました。
3人の絆
「休んだら五日戻る。一週間休んだら一か月。」
先生の言葉が、骨身にしみます。
しかし、乗り越えられたのは、バレエレッスンでバランスを崩しそうになると助けてくれる辰美、そして鈴子の苦手なステップを教えてくれる幸子がいたから。
もちろん、鈴子も得意の日舞で辰美を助けることがあります。
欠けているところは誰かが補い、居残り練習も全員で重ね、いつしか3人は調和のとれた美しい踊りを披露するようになっていました。
デビュー
単独公演まで残り1か月を控えたある日、3人はそろってデビューすることを告げられました。
与えられたのは滴の役目。
「まともな役がつくには全員まだまだちゅうこっちゃ!せやけどな、先輩らが血の滲むような努力してつかんだ単独公演や。精進せぇ!」
ようやく3人は、梅丸少女歌劇団の正式な一員となったのです。
福来スズ子誕生!
デビューが決まり、芸名を考えることになった鈴子は、母・ツヤに相談し、芸名を「福来スズ子」と決めます。
演出家のついた稽古の厳しさは、これまでの比ではありませんでした。
「なんやお前の滴は!滴の儚さがないねん!」
そう言われても、鈴子には意味がわかりません。
しかし、鈴子にはやはり稽古を重ねるしかありませんでした。
初舞台
本番の日、初めて唇に紅を載せる手が震えます。
大和礼子が筆をとり、迷いのない手つきで紅をひいてくれました。
「いつか聞いたでしょ。 どうして踊るのって答えなんてたくさんあるの。
私、お客さんは現実を 忘れに劇場に来るって言ったけど、それだけじゃない。現実に立ち向かう力をもらいに来るの。生きる力」
大和礼子に励まされ、鈴子は気合を入れます。
幕が上がり、鈴子の、そして梅丸少女歌劇団の新しい一歩が踏み出されました。
ブギウギ第11話に続く。
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ブギウギ第10話のあらすじ解説と感想
いよいよ鈴子がデビューしましたね!
いろいろと揉めた同期3人ですが、鈴子が病気になりひとり欠けたところで、それぞれの大切さを再確認できたようです。
まさに雨降って地固まるといったところでしょうか。
ブギウギ第10話で描かれた梅丸少女歌劇団の初単独公演を、まずはおさらいしておきましょう。
💃「四季の宴〜涙の雨〜」のフルバージョンを公開!
放送では未公開のカットも含む特別編集版です!決して会うことが出来ないことを悲しんだ冬の王女が涙を流すと、空から雨が降り、四季を繋ぐ大きな虹の橋がかかり、四季の王たちは会えた喜びを歌い踊ります。#ブギウギ #ブギウギオンステージ pic.twitter.com/s4SVFgn9aZ
— 朝ドラ「ブギウギ」公式 (@asadora_bk_nhk) October 12, 2023
第10話の感想
スズ子たち同期3人が心をひとつにして前へ進む展開が感動的でしたね。
それぞれの家庭には事情があって、悩むこともあったけれど、デビュー公演は、その家族たちもひとつになって認めあうことができました。
今日の名言は、次のふたつをピックアップしたいです。
・蒼井優さん演じる礼子の言葉
現実に立ち向かう力をもらいに来るの。生きる力
まさにその通り。現実を忘れたいのも理由ですが、やっぱり見終わったあとには、また現実に戻る勇気が欲しい。だから、素晴らしいパフォーマンスで心を満たしにくるんんですよね。
・母ツヤの言葉
「無理するもせんも自分で決めたらええ」
子どもを信頼することは、できそうでなかなか難しい。無理しないでと声をかけたり、手を出してしまったり…。その辺の塩梅が親としては難しいのです。
解説:笠置シヅ子さんの松竹楽劇部時代
ここでは、笠置シヅ子さんの松竹楽劇部時代の史実についてご紹介しましょう。
笠置シヅ子さんの初舞台は「日本新八景おどり」で、華厳の滝の水玉の精の役でした。
そのときの芸名は「三笠静子」。
母親ではなく、近所の物知りの人物が名付けたそうですよ。
この後、笠置シヅ子さんは、しだいに認められるようになるのですが、舞台で役らしい役をもらうには相当な忍耐を要したとのこと。
代役でもないとなかなか役がもらえないことから、笠置シヅ子さんは
「誰が休んでもいいように全部の役を頭に入れた」
と語っています。
やはり、そこまでやったからこそ、スターとして成功をおさめることができたのですね。
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