2023年4月からスタートした朝ドラらんまんが面白いですね。
田邊教授との関係が今後の万太郎の人生を左右しそうですが、今回はそんな田邊教授の妻・聡子をピックアップ!
田邊教授の妻にモデルはいるのか、また妻役を演じる女優・中田青渚さんについてもご紹介します。
らんまん田邊教授の妻のモデルは誰?
朝ドラらんまんでは、研究や人間関係に苦悩する田邊教授(要潤さん)が登場しますが、その妻・聡子も献身的で一途な奥さんとして、視聴者に注目されていますね。
ここでは、田邊教授の妻・聡子の実在モデルについて調べてみました。
妻・聡子の実在モデルは「柳田順」
要潤さん演じる田邊教授は、初代東京大学植物学教室の教授・矢田部良吉氏をモデルに描かれていますが、その妻・聡子は、矢田部良吉氏の後妻である
柳田順さん
が実在モデルという設定のようです。
柳田順さんは、信州飯田出身の大審院判事・柳田直平の長女で、結婚当時は18歳。
媒妁人は鳩山和夫・春子夫妻が務めました。
(ちなみに、順の末の妹・孝と結婚し、柳田家の養子となったのが柳田(松岡)国男。)
柳田順さんは、矢田部良吉氏が校長を務めていた東京高等女学校(お茶の水大学の前身)の教え子。
矢田部良吉氏より18歳も年が離れていましたが、矢田部氏は、順に外国人女性の下でマナーを身に着けることを求めたそうです。
(矢田部氏の先妻・録子は明治20年に29歳で死別されています)
矢田部良吉氏の女性に関する理想や考え方は、当時の考え方とはかけ離れていました。
今日で謳われる男女平等をすでに実践しており、進歩的な女子教育を提唱します。
18歳の年齢差も矢田部良吉氏にとっては、あまり関係のないものだったのかもしれませんね。
スキャンダル小説が出版される
矢田部良吉夫妻をモデルとしたらんまんでの田邊教授夫妻は素敵なご関係ですよね。
要潤さん演じる田邊教授が、妻・聡子のことを大切にし、また聡子も教授を尊敬する様子が描かれています。
しかし、史実では、そのモデルとなった矢田部教授夫妻への風当たりは厳しいものでした。
小説家で新聞記者の須藤南翠による連載小説「濁世」の掲載が始まり世間の話題となります。
「濁世」の内容は、校長と女学生の恋愛模様を衝撃的に描いた、いわばスキャンダル小説。
登場人物は、
- 東京貴婦人学校校長の理学博士・刑部甞一
- 生徒の梁ヶ瀬順子
まさに矢田部良吉と柳田順を連想させるものとなっており、様々な場面で物議を醸しました。
田邊教授夫妻のモデル・矢田部夫妻はこの小説を読んだ読者のひんしゅくを買います。
そしてこの小説が、女子教育に対して批判する風潮が社会に蔓延した一因となったのでした。
ドラマでは素敵な夫婦なだけに、なんだか、気の毒な気がしますね。
らんまんでは、田邊教授と妻の聡子さんがそんなつらい立場にならないことを願いたいです.。
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らんまん田邊教授の妻役・聡子を演じるのは中田青渚
さて、らんまんで田邊教授の妻・中田青渚さん!
今注目されている若手俳優ですね。
中田青渚さんは2000年1月6日生まれの23歳。
2014年、図書券欲しさに参加した少女マンガ誌「Sho-Comi」(小学館)主催のオーディション「第5回Sho-comiプリンセスオーディション2014」でグランプリを獲得し、芸能界デビューを果たします。
朝ドラには、何度かこれまでにも応募されていたとのこと。
今回が初出演だそうです。おめでとうございます!
田邊教授のイメージは
「怖いイメージを持っていた」と言うが、「可愛らしい一面もあるんです。そういうところが聡子が好きになった部分でもありました。植物が好きなんだけど政府の仕事などやらないといけないことがあって、ちょっと不器用な人という印象です」
と、語る妻役の青田さん。
将来の夢は朝ドラのヒロインだそうです。
らんまんでは、応援したくなる妻を見事に演じられていますね。
今後も、田邊教授や、寿恵子との関係にも注目したいです。
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