2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第1週第3話のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第1週のテーマは「バイカオウレン」です。
らんまん第3話のネタバレとあらすじ
天狗と名乗る坂本龍馬(ディーン・フジオカ)との衝撃の出会いを果たした万太郎(森優理斗)。
万太郎の悩みを聞いた天狗は、万太郎に伝えます。
「坊、生まれて来んほうがよかった人らぁ一人もおらんぜよ、いらん命らぁ一つもない、この世に同じ命らぁ一つもない。みんな、自分の務めを持って、生まれてくるがじゃけぇ」
「つとめ?」
「己の心と命を燃やして、何か一つ、事をなすために生まれてくるがじゃ。誰に命じられたことじゃあない。己自身が決めて、ここにおるがじゃ」
「おまんも大きゅうなったら何でもできる。望むものになれるがじゃき。」
「さあ望みや!おまんは何がしたいがぜ?」
その時に数人の武士が現れ、「坂本さん!」と呼ばれた天狗は、万太郎に笑いかけて去っていくのでした。
白い花の絵
家を飛び出した万太郎を母・ヒサや、姉の綾、番頭の息子である竹雄が探しにきます。
万太郎は、天狗に出会ったことを話すと、ヒサが「天狗が春を連れてきたがやろうね」と言いながら、
一面に咲いている白い花を見つめていました。
それはヒサが大好きな花。しかし名前は知らないと言います。
万太郎は、その白い花をそっと持ち帰りました。
峰屋では、万太郎がいなくなったことをみな案じており、タキを始め杜氏の親方や蔵人たちも万太郎の帰りを待っていました。
タキはこんな大事な日に心配をかけ、それでも当主かと万太郎を叱ります。
万太郎はタキの叱責を受け、みなに伝えました。
蔵の仕事、お酒も…分からんけど、あんちゃんらのあの歌を聞くとうれしゅうて。
おやっつぁん、あんちゃんらぁ、どうかまた峰屋に来てくれますやろうか?
万太郎の健気なことばに、杜氏の寅松ら職人たちは笑顔になり、万太郎に頭を下げます。
「坊ちゃん、ありがとう存じます。わしらあも幸せですき。また秋になったら参ります。」
万太郎は持ち帰った白い花の絵を描くことにしました。今にもしおれそうで、そのまま絵に描いておこうと考えたのです。
上手には描けませんでしたが、万太郎は疲れが出たヒサが休んでいる部屋に差し込みます。
ヒサはその紙が何を表すのか、ひとめでわかりました。
「これなら、枯れんね」
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名教館へ
数日後、佐川の領主・深尾家の勝手方、塚田昭徳が峰屋を訪ねてきます。
タキとは長年の付き合いである塚田は、今の時代が転換期であることなど、時勢についてタキと語り合っていました。
タキは塚田を見送る際、万太郎に挨拶をさせます。
塚田は、利発そうな子だと言い、「坊、名教館に通うか?」
と声をかけました。
名教館は、武士の子弟たちが通う郷校です。
タキは町人の子である万太郎が名教館に誘われたことをうれしく思いました。
第4話に続く。
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らんまん第3話の感想
らんまん第2話では、ディーン・フジオカさん演じる坂本龍馬と出会いましたね。3話では、つかの間ですが龍馬との対話が描かれました。
坂本龍馬が万太郎に伝えたことは、龍馬の生き方そのものであり、そして万太郎だけでなくそして現代を生きる私たちの心にも響きますね。
この龍馬との出会いは、この後の万太郎の人生にも大きく影響することになりそうです。
⇒牧野富太郎と坂本龍馬の関係は?接点はお酒?らんまんモデルの史実をリサーチ
帰宅してタキの叱責を受けた万太郎が、杜氏や職人たちに語った言葉。
かわいくて健気で、こんな当主なら守ってあげたくなるのもわかります。でも、まだ5歳の万太郎が、当主としての自覚を求められるのはちょっとかわいそうな気もしますね。
そして、万太郎のお目付け役を命じられた竹雄も、まだ小さいのに本当に立派。
宮崎あおいさんのナレーションでは「大きな別れが近づいている」と不穏な空気が漂い、万太郎に大きな試練が待っているようです…。
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