2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第23話(第5週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第5週のテーマは「キツネノカミソリ」です。
らんまん第23話のあらすじとネタバレ
高知の警察署から釈放された万太郎。
峰屋へ帰る山道で、橙色の鮮やかな花が咲いているのを見つけます。
それは「キツネノカミソリ」。
名前を知らなかった万太郎に、タキが教えます。
どうしてそう呼ぶのかは知らないがと。
標本にすると言って花を採取する万太郎を、タキは静かに見つめていました。
自分らの道
無事に峰屋についた万太郎と綾は、改めてタキに今回のことを謝罪しました。
そして、自分たちが進みたい道について伝えます。
綾は自ら新しい酒を造って峰屋をもっと大きくしたいので婿をとらせてほしい、そして万太郎は、
「自分を勘当して、植物学の道に進ませてほしい」と。
自分の望みを伝える中で、「わしは生まれてこんほうがよかった...」と口走ってしまった万太郎。
タキはその言葉を聞いて、万太郎のほおをひっぱたきます。
自分と、亡きヒサがどれだけの思いで万太郎を育ててきたか、
そんな想いで言葉を詰まらせるのです。
タキの涙
タキはその場を飛び出し、仏間にこもってしまいます。
綾はひどいことを言ってしまった万太郎を厳しく叱りました。
「バカ!人の思いを踏みにじるがだけはいかん!」
万太郎はタキを追いかけ、障子の扉超しに必死で訴えました。
酒を一滴も飲めなくて、酒造りをいつも見ているだけの出来損ないが、どうして当主として生まれてきたのかと、苦しく思ってきたことを打ち明けます。
しかし、これまでのそんな考え方を万太郎は改めていました。
「わし、飛びっきりの才があるがよ。植物が好き、本が好き、植物の絵を描くがも好き。好きゆう才が。
この才は、峰屋に生まれてきたきこそ育ててもろうたもんじゃ。」
峰屋に生まれて、タキに守られて、大勢の人に大切にされてきたこの恵まれた環境に感謝しているからこそ、自分にできることを果たしたいと。
「ほんじゃきわしは、何者かになりたいがよ」
第24話に続く。
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らんまん第23話の感想
佐川への帰り道、逸馬の羽織と同じ色の植物を見つけた万太郎たち。
タキがその名前を「キツネノカミソリ」と教えてくれましたね。
細長い葉がカミソリのようであることから、この名がついたそうです。
「キツネノカミソリ」の名の由来についてはこちらにも解説しています。
当主として生まれたことを苦しく思っていた万太郎。
裕福な家に生まれ、欲しいものをすべて与えられてきた万太郎がどれほど恵まれているか、タキに頬をひっぱたかれるのも無理はありません。
それでも、万太郎は険しい道を選ぶことを決めたのですね。
そして、タキもそれにうすうす気が付いていたはずです。
キツネノカミソリを大切そうに採取する万太郎を見つめるタキの表情が、なんとも言えませんでしたね。
やさしいような、そして諦めも含まれたような複雑な表情にもみてとれました。
万太郎の本心を直球で受けたタキはどんな風に返すのでしょうか。
明日のらんまんも気になりますね。
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