2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第60話(第12週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第12週のテーマは「マルバマンネングサ」です。
らんまん第60話のあらすじとネタバレ
万太郎が帰ってきた日の翌日、タキは医師の堀田鉄寛に往診をお願いします。
タキの願い
鉄寛に「病気をどうか治してくれないか」と頼むタキ。
自分の余命について覚悟していましたが、万太郎の帰郷によって、少しでも長く生きたいと思い直したのです。
しかし鉄寛は、タキの病気を治すのは難しいと告げます。
ただ、「願いこそはどんな薬より効く」ので、万太郎にそばにおってほしいと願ってみてはどうかと提案しました。
佐川に残る?
一方の万太郎は昔、名教館があった場所の小学校や、バイカオウレンの見られる金峰神社に寿恵子を案内します。
寿恵子は、小学校で万太郎が子供たちに教えるのを見て、
「小学校の先生をやるのもよいのでは?」
と提案しました。
土佐の植物図鑑から作るのなら、佐川で家族になってもよいと告げる寿恵子。
その言葉をきいて、万太郎はタキに話してみると答えました。
ロシアからの知らせ
万太郎たちが峰屋に戻ると、竹雄が興奮して飛んできます。
「大学から手紙が届いちょります!」
その手紙には、ロシアのマキシモヴィッチ博士からの手紙が入っていました。
なんと、万太郎がロシアに送った土佐の植物標本の中から、マルバマンネングサが新種の植物だと認められたというのです。
新種につけられる名前は、
「セドゥム・マキノイ・マキシム」
万太郎の「槙野」も含まれており、万太郎たちは喜びに溢れます。
そのことを知ったタキも感慨深げな様子です。
「おまんの名が、あの草の名になって世界にでていくがか…!」
万太郎と一緒にいたいと願っていたタキでしたが、万太郎に、「ふじに仙石屋を呼ぶように」と告げます。
仙石屋とは呉服屋のこと。
寿恵子の衣装をこしらえるためです。
「はよう祝言をあげて、一日もはよ東京に帰り。草の道が海の向こうにもつながっちゅうがじゃろう。」
第61話に続く。
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らんまん第60話の感想
「切ない...!」のひとことに尽きるらんまん第60話。
限られた時間を万太郎と一緒に過ごしたいという思いから、もっと長生きしたいという希望を持ったのに、万太郎の羽ばたきを願ってその想いを封印するという...!
親心ならず祖母心…?
万太郎と寿恵子も佐川にいようか、という気持ちになっていたのに。
タイミングとは時に非情ですね。
しかし、これが運命なのかもしれません。
万太郎こそ、急いで東京に戻り、自分の役割を果たすときなのかも。
それにしても松坂慶子さんの演技は素晴らしいですね。
病気なので、明らかに前半のようなパワフルさはないのですが、その中でも孫の幸せを決して譲らない、最上のものとする意志の強さが感じられます。
こんなふうに年をとれたら、素敵ですね。
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