2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第74話(第15週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第15週のテーマは「ヤマトグサ」です。
らんまん第74話のあらすじとネタバレ
万太郎が暮らす長屋を訪れた大窪は、万太郎に頭を下げます。
万太郎が高知で採集してきた植物を共同研究させてほしいというのです。
植物を愛する心
大窪は、これまで自分の意志とはどこか違うところで、植物学に携わってきました。
しかし、植物を純粋に愛する万太郎に出会い、考えを改めたと言います。
万太郎の傍らにいて、植物を愛する心を知りたいと。
万太郎は大窪が以前書いたマメヅタランの原稿を持ち出し言います。
「大窪さんがマメヅタランを好きじゃないとしたら、どういてあんな、素敵な原稿が書けるがですか?」
万太郎は、教室のみんなはそれぞれの方法で植物を愛していると話し、そして大窪の申し入れを受け入れたのでした。
報告
植物学雑誌での発表を目標に、研究をスタートさせた万太郎と大窪。
報告を受けた徳永助教授はふたりを見守ることを決意し、田邊教授に報告しますが、田邊教授は納得がいかない様子です。
徳永は田邊に伝えました。
「この研究に関わらなければ我が研究室は実績を出せないでしょう。」
「今私たちがすべきことは、槙野に礼を言うことですよ。」
新種発見!
万太郎と大窪は連日連夜、研究に明け暮れます。すでに発表された同じものがないことを確認しなければなりません。
それは簡単なことではありませんでした。
除夜の鐘が聞こえる頃まで研究に明け暮れる万太郎と大窪。
年も明けたある日のこと。
万太郎の植物が、ギリシャの植物と関係があることが判明しました。
そして、ギリシャの植物相を調べると、そこには植物画が。
比較検討した結果、万太郎の見つけた植物は、ギリシャの植物とは異なる日本だけの種であることを確認したのです。
声を上げて喜ぶ万太郎と大窪、そしてそれを見守る徳永、波多野、藤丸。
「新種発見じゃぁぁ!!」
万太郎と大窪は、ついに成し遂げたのでした。
第75話に続く。
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らんまん第74話のあらすじ考察
感動的な回でしたね。
万太郎の純粋な心が大窪を動かしたのでしょう。
そして、植物学教室の面々は、確かに植物学を選んだ手段はポジティブなものではなかったかもしれませんが、それぞれのやり方で植物を愛している。
そんな話が素敵でした。
松村助教授のサポートも心強いものでしたね。
いつの間にか、万太郎の周りには人が増えていますね。
自然と万太郎を助けるような動きが出ており、それも万太郎の人柄と行動力によるものなのでしょう。
ふたりの成功を感じながら、ひとり自室で万年筆のインクを紙ににじませていた田邊教授。
個人的に本来は悪い方ではないと信じているのですが、彼が孤立していくのがちょっとつらいです。
さて、今野浩喜さん演じるユニークなキャラクターの大窪昭三郎ですが、そのモデルは、実在した植物学者の大久保三郎といわれています。
大久保三郎は、東京府知事ともなった大久保一翁の息子。
らんまんでは描かれないかもしれませんが、大窪助手のプライベートも気になるところですね。
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