2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第76話(第16週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第16週のテーマは「コオロギラン」です。
らんまん第76話のあらすじとネタバレ
田邊教授が着々と発表の準備を進めていた新種トガクシソウ。
しかし、イギリスに留学していた伊藤孝光がイギリスの植物雑誌に先に発表してしまいました。
田邊教授の名前がつけられるはずだったトガクシソウの学名は幻となったのです。
厳しい世界
万太郎、波多野、藤丸は教室でその事実を知ります。
そんな植物学者同士の争いを目の当たりにした藤丸たちもまた、ショックを受けていました。
大窪や徳永もやってきます。
万太郎は、田邊教授を心配して行こうとしますが、大窪が阻止しました。
「これが学者の世界だ!新種の発表は一刻を争うもので、どれだけ努力しようが一手負ければそれで終わり。それが学者の世界だ」
助教授の徳永が言います。
ショックを受ける藤丸
植物学では新種発表や名づけの争いがついて回ります。
「そこまでして、新種発表とか名付けとか、競わなきゃいけないんですか?花は花じゃないですか!」
どんなに努力しても、明日には無駄になるかもしれない。
自分の立ち位置がそのような厳しい場所であることを認識した藤丸は、
「僕は耐えられない…!」
と言って、教室を出て行きます。
その場に一緒にいた万太郎は、藤丸の心が深く心に刺さります。
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帰宅
田邊教授が自宅に戻ると、聡子が出迎えます。
いつもとは少し様子の異なる田邊を心配する聡子に、田邊は言いました。
「聡子は、シダに似ているかもしれない...。私はお前の静けさを愛してるんだ」
一方の万太郎も帰宅。
部屋の中は静まり帰っていて、真っ暗です。
その片隅で横になっている寿恵子を見つけた万太郎。
「寿恵ちゃん…!大丈夫?」
第77話に続きます。
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らんまん第76話の感想
とうとうトガクシソウ事件がらんまんにも登場しましたね。
史実でもあった話で、伊藤圭介の孫・孝光と田邊教授のトガクシソウの発表をめぐる争いです。
先週15週のらんまんでは、万太郎と大窪が偉業を成し遂げ、田邊教授は負けてはいられないと考えていたはず。このトガクシソウの研究と発表に心血注いでいたのではないでしょうか。
窮地に追い込まれる田邊教授。そして、そんな学者同士の争いをみて、耐えられなくなった藤丸。
明日以降は藤丸くんの動向も要チェックですね。
藤丸くんはともかく、田邊教授が思いのほか、怒り狂っていないことが少し気になりました。
田邊教授もまた、学者の中の厳しい世界について再認識しているのでしょうか?
聡子が田邊教授の希望になってくれたらよいのですが。
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