2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第86話(第18週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第18週のテーマは「ヒメスミレ」です。
らんまん第86話のあらすじとネタバレ
「Mr. Makino. 今後わが東京大学植物学教室への出入りを禁ずる」
万太郎の書いたムジナモの論文に激怒した田邊は、万太郎の大学の出入りを禁じます。
泥棒
「論文はすぐに書き直します!」
万太郎は謝り、大窪、波多野、藤丸も、どうにか万太郎を許してほしいと懇願します。
しかし、田邊は聞き入れません。
大学の標本や蔵書を使って自分の本を出版した万太郎を「泥棒」と呼びはなちます。
「教授はわしのこと、憎んでおられるがですか?」
「うぬぼれるな、憎む価値もない。」
何度も頭を下げる万太郎に、田邊教授は
「私の人生で君に関わる時間は終わった。」
と言い捨て、さらに追い打ちをかけるかのように、土佐の植物目録と標本500点を大学に寄贈するよう万太郎に命じたのです。
納得できない寿恵子
万太郎は、とにかく論文を書き直そうと帰宅。
肩を落として帰宅する万太郎を、長屋の住人も気にかけます。
話を聞いた寿恵子は、田邊教授の妻・聡子に会いに行こうと支度を始めました。
教授には可愛がってもらっていた。
寿恵子はそう思っていたので、教授の仕打ちに納得がいかないのです。
しかし万太郎に止められ、涙する寿恵子でした。
第87話に続く。
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らんまん第86話の感想
ついに、恐ろしい回が来てしまいましたね。
らんまん第86話では、田邊教授が万太郎の大学への出入りを禁止します。
田邊教授が怒った理由は、ムジナモ発見の経緯が誠実に記されていなかったこと。
万太郎が発見してきた植物をムジナモだと導いた田邊教授のことが書かれていなかったからです。
確かに、ムジナモだと判明したのは田邊教授のおかげ。
その経緯が書かれてなかったのは万太郎の落ち度でしょう。
しかし、これまで教室に貢献してきた万太郎を出入り禁止にするほどの理由ではないですよね。
大学の標本や蔵書を利用できなくなることは、万太郎の研究人生をストップさせることに他なりません。
万太郎の試練の始まりです。
第17週で、ムジナモを発見し、論文と植物画をまとめろと言った田邊教授には、万太郎に歩み寄ろうと、関係を修復しようとする意図が感じられただけに、とても残念です…。
田邊教授は、万太郎を認めると同時に、もしかしたら万太郎にも認められたかったのかもしれません。
その期待が裏切られた。
田邊教授の奏でるヴァイオリンの音が、とても哀しげに聞こえました。
ピアノの綺麗で美しい音楽もしんみりきましたね。
「らんまん」オリジナル・サウンドトラックの「ユキモチソウ」という曲でした。
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