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小林一三と牧野富太郎の関係や接点は?らんまんでは海宝直人が逸翁役に!

2023-09-04

NHK朝ドラ「らんまん」に小林一三が登場しますね。

ご存じの方も多いと思いますが、小林一三さんは実在の人物。

らんまんに登場するということは、牧野富太郎氏と深い関わりがあったのでしょうか?

今回は、小林一三さんと牧野富太郎氏の関係や接点について、小林一三さんの経歴とともに調べてみました。

 

小林一三と牧野富太郎の関係は?接点はあったの?

小林一三さんは、現在の阪急阪神東宝グループの創業者。

オリックスバファローズ、阪急電鉄、阪急百貨店、東宝株式会社、宝塚歌劇団の創業者・創始者として知られていますね。

小林一三

牧野富太郎さんとの関係や接点について調べてみたところ、「親交が深かった」「小林一三氏が牧野富太郎氏を援助した」などというような、有名な交流エピソードは見つかりませんでした

しかし、接点や共通点などはあったようなのでご紹介したいと思います。

 

ヒメアジサイが接点?

鮮やかな六甲ブルーで有名な六甲高山植物園のヒメアジサイ。

実は、このヒメアジサイの群落は、小林一三氏が苗の提供を申し出て植栽されたといういきさつがあります。

戦中から戦後にかけて、寂れてしまった六甲山を小林一三氏がアジサイの山にしたいとの思いから生まれました。

一方で、ヒメアジサイを命名したのは、牧野富太郎博士

牧野富太郎博士が植物の採集旅行の際にこのアジサイを信越地方で見つけ、その女性的で優美な姿から「ヒメアジサイ」と名付けたそうです。

六甲高山植物園の開園当時には、牧野富太郎氏も来園したということで、もしかしたらそのいきさつの中で、小林一三氏と面識をもつ機会があったかもしれませんね。

 

共通の知人

また小林一三氏は、美術品収集家である池長孟氏と付き合いがありました。

 

池長孟といえば、困窮していた牧野富太郎氏の標本を買い取り、長きにわたり研究の資金援助をしていた人物。

牧野富太郎氏が関西を訪れることもたびたびありましたので、そんな中で、池長孟氏を介して、小林一三さんと牧野富太郎さんがつながっていたなんてこともあったかもしれません。

⇒ らんまん永守徹のモデルは池長孟!牧野富太郎との関係や支援ストップの理由は?

 

意外な共通点も

牧野富太郎博士と小林一三氏の年齢差は11歳。

 

牧野富太郎氏が年上ですが、実はおふたりの亡くなられた年月日は…、

  • 牧野富太郎氏 1957年(昭和32年)1月18日
  • 小林一三氏  1957年(昭和32年)1月25日

と、同じ年なのです。しかも同じ1月。

 

単なる偶然で、だから何というわけではありません。

ただ、互いに裕福な家庭に生まれながらも、両親と幼少期に別れて生きてきたという共通点を持つふたりが、同じ年の同じ月に生涯を終えたことは、少し感じ入るところがありますね。

 

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小林一三ってどんな人?生い立ちと経歴、業績まとめ

さて、さきほど幼少期のことについて触れましたが、ここからは小林一三さんがどんな方なのか、経歴、業績などをまとめてみました。

まずは、小林一三氏の生い立ち・経歴からみていきましょう。

 

小林一三の生い立ちと経歴

小林一三さんは、1873年(明治6年) 1月3日に山梨県巨摩郡で生まれました。

商屋・「布屋」を営む裕福な家庭に生まれますが、生まれてすぐに母が死去、父とも生き別れになり、おじ夫婦に引き取られることに。

 

高等小学校から、加賀美平八郎が経営する私塾を経て、1888年(明治21年)には、福沢諭吉が塾長を務める慶應義塾に入塾

1892年(明治25年)には、現・慶應義塾大学を卒業、三井銀行(現・三井住友銀行)に入行します。

 

4歳まで勤めたのち、1907年に大阪に証券会社を設立させようとするも、立ち消えとなり失業。

その後同年に、箕面有馬電気軌道株式会社創立の追加発起人となります。(実際は、現在の宝塚箕面線の区間の開業でした。)

 

百貨店や鉄道会社を創業

続いて、小林一三氏は様々な事業を立ち上げていきます。

  • 1911年、宝塚新温泉の営業開始
  • 1914年、現在の宝塚歌劇団を設立
  • 1918年、箕面有馬電気軌道株式会社を阪神急行電鉄株式会社と社名変更
  • 1920年、神戸線本線、伊丹支線開通営業開始。大阪梅田に阪急ビルディング竣工
  • 1924年、4,000人を収容する宝塚大劇場を竣工
  • 1925年、株式会社宝塚ホテル設立。阪急ビルディングで直営マーケット(阪急マーケット)開業
  • 1929年、ターミナル・デパート「阪急百貨店」を開店、六甲山ホテル開業

世界恐慌のさなかであっても、便利な場所なら人が集まると言い、百貨店事業を成功させました。

 

関東や九州方面にも進出

小林一三氏は、関西方面だけでなく、関東にも鉄道事業を進め、他社への協力を惜しむことなく参画しています。

 

九州方面においても、二代目中牟田喜兵衛が百貨店の開業計画をしていると聞くや、阪急のノウハウを惜しみなく伝授して協力。

九州鉄道福岡駅に、九州初のターミナル・デパート「岩田屋」を開業しました。

岩田屋は、その後、九州最大の百貨店に成長します。

 

小林一三氏はのちに政界にも参加し、商工大臣や国務大臣を務めました。

しかし、政治家のいざこざで、機密情報を漏洩したとして辞任に追い込まれます。

 

そして、1957年(昭和32年)84歳で死去されました。

 

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らんまん小林一三役は、海宝直人!

連続テレビ小説「らんまん」で、小林一三役を演じるのは、海宝直人さん!

らんまんキャスト小林一三

海宝直人さんは、1988年(昭和63年)7月4日生まれ、千葉県出身の俳優・歌手・声優です。

 

7歳の時に劇団四季のミュージカル「美女と野獣」のチップ役で舞台デビュー

姉の海宝あかねも「アニー」に出演していた影響を受けて、オーディションに合格しました。

 

その後も劇団四季のミュージカル「ライオン・キング」で姉弟出演

さらに、弟の海宝潤も子役として劇団四季ミュージカルに出演しています。

すごいご兄弟ですね…。

 

テレビドラマにも幅広く出演し活躍中の海宝直人さんは、2020年の連続テレビ小説「エール」にも出演。

今回のらんまんでは、銀行マンとして登場し、大物実業家になるという設定です。

今回、宝塚歌劇団の創始者・小林一三を演じられることを光栄に感じているとのコメントも。

 

海宝直人さん演じる小林一三がどんな役で、万太郎とどんな結びつきを描いていくのか、とても楽しみですね。

海宝直人さん演じる小林一三は、らんまん第116話に初登場です。

 

らんまん今後のあらすじ予想

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