2023年度後期の朝ドラ「ブギウギ」。
この記事では朝ドラ「ブギウギ」第12週のあらすじ内容をまとめています。
第12週のテーマは「あなたのスズ子」です。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
ブギウギ第12週のネタバレとあらすじ
かつての平和な日々からは想像もつかないような激動の時代、愛助とスズ子の運命が交差しました。
愛助はスズ子に対して深い感情を抱いており、彼女にプロポーズをする決心をします。スズ子も愛助の情熱を理解し、彼の愛を受け入れることに同意。しかし、愛助は自身の健康上の問題から兵役を免除されていることに罪悪感を持っており、スズ子との関係を一時的に距離を置くことに決めました。
その後、愛助の心は変わらず、彼は再びスズ子への愛を打ち明けます。スズ子も愛助への愛を再確認し、二人は再び交際を始めることを決意しました。しかし、この幸せな関係は外部の力によって脅かされます。
村山興業の坂口は、愛助とスズ子を別れさせるためにスズ子の楽団のマネージャーである五木に接触し、彼に金銭を提供します。
しかし、スズ子は五木の提案を断固として拒否し、その直後、五木は楽団の資金を持ち逃げしてしまいます。
この一連の出来事に心を痛めた愛助は、スズ子に退役したマネージャー、山下を紹介します。そして、この事態が愛助の母・トミの知るところとなり、彼女は東京に上京して、二人に別れるよう迫ります。しかし、愛助とスズ子は母の要求を拒否し、一緒にいることを決心します。
終戦が近づく昭和19年の12月、空襲警報の中、二人は避難を試みますが、その緊迫した状況の中で、愛助は突然喀血し、彼らの運命は再び不確かなものとなります。
愛助とスズ子の愛の行方は、戦時下の混乱と痛みの中で、未来へと続いていくのでした。
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ブギウギ第12週の各話あらすじ|第56話から第60話まで
第56話(12月18日)トミからの手紙
スズ子は愛助の部屋で、今後について話し合います。
愛助はスズ子に対する深い感情を打ち明けるも、自らの内面的な葛藤を吐露しました。
愛助は学徒出陣への不参加に罪悪感を抱き、恋愛に没頭して良いのか自問自答しています。一方、スズ子は兄・六郎が戦場で亡くなったことを愛助に話し、彼の安全を案じていたことを伝えます。愛助が前線に赴かないことを知り、ほっとするスズ子でした。
スズ子は愛助との交際を正式に申し出ますが、戦時下であることの現実も認識しています。愛助がどのような決断を下そうとも受け入れると言い、静かにその場を去ったのでした。
その後、スズ子は伝蔵のおでん屋台を訪れます。伝蔵は戦争の影響で材料が不足し、店を閉めざるを得ないと告げ、その事態を嘆きます。スズ子は伝蔵に感謝します。
さらに、村山興行東京支社の坂口からスズ子は愛助の母・トミの手紙を受け取り、愛助の恋愛沙汰についての噂を封じるよう指示されます。坂口は手切金を提供しようとしますが、スズ子はこれを断り、自分たちの道は自分たちで決めると強く言い放ちました。
この時、愛助にも母トミから手紙が届いていて…。
第57話(12月19日)交際
スズ子は愛助に対する思いに心を悩ませ、心休まるひと時を求めて作曲家の羽鳥善一とその妻麻里のもとへ出向きます。羽鳥夫妻はスズ子を冗談でからかいつつ、彼女の楽団のバンドマスター・一井がスズ子と愛助に関する噂を広めていることを伝えました。
スズ子は愛助がなぜ交際を始めることができないのかを説明、羽鳥夫妻からは愛助の答えを待つよう励ます言葉を受けたのでした。
その一方で、愛助は村山興行東京支社の社長・坂口に立ち向かい、
「僕は福来さんと交際するで!」
と堂々と宣言。
愛助は母・トミからの手紙によって励まされ、スズ子との交際に向けての決意を新たにしたのです。
しかし坂口は愛助の恋愛関係に反対し、トミへの報告を懸念していました。
地方公演の準備に取り掛かっていたスズ子のもとに愛助が訪れます。
母・トミからの手紙を受け取り、その悩みを解決した愛助はスズ子への愛を告白。
「僕と交際してください!」
スズ子は愛助の感情を受け止めます。
「やっぱりワテは村山さんが好きだす!どうぞよろしゅうお願いします」
楽団のメンバーたちは二人の交際を喜び祝福、スズ子と愛助は恥じらいながらも幸せそうに互いを見つめ合ったのでした。
第58話(12月20日)五木の提案
1944年(昭和19年)3月、スズ子と愛助は互いの愛情を確認し合い、恋人同士としての関係をスタート。
楽団メンバーの励ましを受けながら、スズ子は少し寂しそうに地方巡業へと旅立ちます。一方で、戦争の影響により東京や大阪の主要な劇場が次々と閉鎖され、日本全体が困難な時期を迎えていました。
巡業中、スズ子は観客のために情熱的に歌い続け、歌うことの幸せを噛みしめていました。しかし、報酬が芋で支払われるなど、楽団の運営は厳しいものでした。スズ子は愛助に手紙を送り、東京に戻ると直ちに愛助の元へと向かいました。
楽団の事務所では、五木マネージャーが財政難に頭を悩ませており、和服を着た女性と小さな男の子が写る写真を哀しげに眺めていました。
また、村山興行東京支社の坂口社長は、スズ子と愛助の関係を解消させたいと画策し、五木に金銭を提供して相談を持ちかけます。
数日後、五木はスズ子に愛助と「別れたふりをすること」を提案。
楽団を救うために村山興行の資金を活用しようと持ち掛けます。
しかし、スズ子はこの提案を拒否し、五木に既に金を受け取ったかどうかを問いただします。五木は受け取っていないと答えますが、実際には坂口から渡された封筒を持っていました。
五木は、坂口への断りを入れるために事務所を後にしたのでした。
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第59話(12月21日)姿を消した五木
長野での巡業中、スズ子と楽団メンバーたちは公演の前に主催者と挨拶を交わしていました。
そのとき、幼い三平が現れて「お父ちゃん!」と叫びながら五木に駆け寄りました。三平の母親であるナツはスズ子の熱狂的なファンで、サインをもらって大変喜んでいます。
楽団のメンバーたちは独身と思われていた五木に子どもがいることに驚きます。さらに、スズ子は五木がナツにこっそりお金を渡しているのを目にしたのです。
公演前、五木はスズ子にナツと三平との出会いの経緯を話しました。
夫を戦争で失ったナツは、息子を育てながら苦労しており、旅館で働いていた際に五木と知り合ったのです。五木はナツのために他の女性との関係を全て断ち切ったと語ります。
感動したスズ子は五木にボーナスを渡したいと提案しますが、五木はそれを辞退。
公演が終わった後、五木の姿がどこにもなく、スズ子たちは不安になります。
小夜が慌てた様子で現れ報告。
「五木さんが逃げた!女性と楽団のお金を持って行ったんだ!」
五木はスズ子宛ての手紙を残し、楽団のお金と共に姿を消していました。手紙にはスズ子への謝罪、ナツと三平を幸せにしたいという願い、そして坂口から金を受け取っていたことが記されていました。
東京に戻ったスズ子は愛助に五木の件を話し、愛助は新しいマネージャーを紹介することを申し出ます。
愛助が紹介したのは、村山興業の元従業員で年配の山下達夫でした。山下は愛助の親代わりとして彼の頼みを受け、スズ子のサポートをすることに同意します。
数日後、村山興行東京支社に愛助の母・トミが現れ、坂口に愛助を呼ぶよう命じます。トミはスズ子と愛助の関係に反対し、スズ子に別れを迫ったのでした。
第60話(12月22日)ふたりの決意
愛助の母・トミは息子を呼び出し、秘密を隠しても無駄だと忠告。トミは愛助に勉強に専念し、スズ子との関係を終わらせるように要求します。
愛助はこれに抵抗しますが、トミは彼が村山興業の次世代を担う重要人物であることを強調し、歌手が愛助を支えることは不可能だと力説。愛助が反論すると、トミはスズ子との面会を命じました。
数時間後、緊張を抱えながらスズ子はトミに会いに行きます。
トミはスズ子に敬意を表し、愛助が村山興業の後継者であることを理解するよう促します。
トミが部屋を離れた後、愛助は自分たちの決断を尊重してもらえると楽観的になりますが、スズ子は別れを覚悟していました。それでも愛助は母を納得させると強く誓い、スズ子に歌手としての道を歩み続けるよう懇願します。スズ子は愛助の深い愛情を感じ、二人の絆はさらに強まりました。
スズ子は羽鳥善一とブルース歌手の茨田りつ子に助言を求めに行きました。
しかし羽鳥は上海へ赴任し、陸軍の報道班員として活動することを明かします。羽鳥は上海で優れた楽曲を作り、演奏することが彼にとっての戦いだったのです。
1944年(昭和19年)年末には、アメリカ軍の戦闘機が東京上空に現れ始めます。ある夜、空襲警報が鳴り響き、愛助はスズ子を抱きしめて急いで避難します。警報が解除されると二人はほっと安心します。その後、愛助はスズ子に愛を告白し、キスを交わします。しかし、その直後に愛助が咳き込み、血を吐いてしまうのです。
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