2023年10月から放送開始のNHK朝ドラ「ブギウギ」。
この記事では、「ブギウギ」第21話(第5週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第5週のテーマは「ほんまの家族や」です。
ブギウギ第21話のあらすじとネタバレ
法事に出席していたスズ子でしたが、そこでの様子のおかしさを感じ取り、叔母の大西タカを問い詰めます。
衝撃の告白
「あんたは菊三郎さんと、この家で女中をしとったキヌさんとの間に生まれた子やけん」
スズ子はタカから、自分が白壁家の跡取り息子、菊三郎さんと女中のキヌさんとの間に生まれた子供であることを知らされました。
スズ子はただ聞いていることしかできず、その事実を受け止められずにいました。
逃避
スズ子はタカとのやり取りの後、遠くにいた六郎と目が合います。
自分が実は家族ではなく、六郎を守る必要があると考えていたことを恥じ、その場から逃げ出したのです。
「知らん。なんも知らん。知りたくもない…」
心の中でつぶやきながら、スズ子は森を駆け抜けます。
最終的には疲れ果てて倒れこみ、眠りにつきました。
切ない再会
目を覚ましたスズ子は、少し落ち着いていましたが、タカや六郎にはまだ会いたくありませんでした。
しかし、彼女はキヌという女性に会いたいという思いを抱き、隣村へ向かいます。
スズ子は、実の母親・キヌが住む家を訪れ、自身が生まれたときの話を聞きます。
キヌが菊次郎との子を身ごもったとき、家を追い出され、お腹の子と途方に暮れていました。
自らを励ましながら歩く途中、幼馴染のツヤが赤ちゃんを抱えて現れたのです。
「うちで産んだらええ」
ツヤはそう言ってキヌを自宅に招き入れました。ツヤも子を産んだばかり。母親の喜びに満ちていました。
キヌの状況を見かねたツヤは、「この子はワテが育てたる」とキヌに提案します。
キヌは受け入れるしかありませんでした。
「ツヤちゃんには感謝してる。あのままだったら、私もこの子も生きていなかったかもしれない」
年に一度、ツヤの家を訪れて赤ちゃんに会うことで、キヌは生きる力を得ていたのです。
しかし、そのうちツヤは香川に帰ってこなくなってしまったのです。
スズ子は、キヌから菊三郎の形見の懐中時計を受け取ります。
しかし、呆然と帰途につくしかありませんでした。知りたくなかった真実を知ってしまったのです。
ブギウギ 第22話に続く。
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ブギウギ第21話の感想
スズ子がキヌ=生母と出会ってしまったシーンが展開された第21話。
なんとも切ない再会でした。
スズ子はきっと何かを期待したのかも。
本当のことを否定してほしかったのかもしれません。
それに対し、淡々と真実を語るキヌ。
そのふたりの温度差も、ちょっと切なかったですよね。
それでも、覚えのある子守歌をきいて、記憶をよみがえらせ、真実の親子であることを実感する。
ツヤには感謝していると、スズ子を求めなかった実母も、それでもスズ子の父親の形見を大切にとっていた。
それは、シヅ子といつか対面することを念頭においていたわけですよね。
そんな想いがとても切なくて、胸が苦しくなりました。
中越典子さんの演技もすばらしく、見応えがありました…!
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