2023年前期の朝ドラ「らんまん」で登場した自由民権運動のリーダー・早川逸馬。
らんまん第22話では万太郎とのつらい別れが描かれましたね。
今回は、
- 早川逸馬のその後は?
- らんまん再登場の可能性
- 早川逸馬のモデル
についてご紹介したいと思います。
早川逸馬のその後はどうなった?
らんまんで登場した「早川逸馬」。
早川逸馬は鮮やかな紅色の羽織がトレードマークの自由民権運動の壮士で、政治結社「声明社」のリーダー。
らんまんの主人公・槙野万太郎が自分の進む道に迷った時に「自由」とは何かを言い聞かせます。
万太郎のことを気に入り、声明社に誘うことに…。
そして、万太郎をジョン・マンこと中濱万次郎に引き合わせるなど、万太郎の運命を導いた重要人物でしたね。
ところが、らんまん第22話では演説中に警察に捕まってしまいます。
拷問を受けながらも、万太郎のことを守り逃がしてくれた恩人でもある逸馬。
早川逸馬はその後どうなったのか?
気になる視聴者の方も多いと思います。
朝ドラらんまんでは、その後、現時点(8月末)まで登場しませんでしたから、早川逸馬のその後は分からないままです。
早川逸馬のモデル、史実をリサーチし、その後を追ってみたいと思います。
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早川逸馬のモデルは植木枝盛?
早川逸馬のモデルは、植木枝盛という人物が有力だと考えられています。
植木枝盛は、1857年2月14日生まれの日本の思想家、政治家です。
自由民権運動家でもありました。
自由民権運動の弁士に
土佐国土佐郡井口村で生まれた枝盛は、明治8年、19歳で上京し慶應義塾内や三田演説館に頻繁に通い、明六社に参加。
福澤諭吉に師事して学んだ経験もあります。
明治10年に帰郷し、板垣退助が導く立志社に参加するようになった植木枝盛は、自由民権運動最高の論客・理論家ともいわれるほどに。
政界へ
植木枝盛は、板垣退助らとともに国会開設運動、自由党結成に尽力します。
明治23年には、帝国議会開設にあたり、高知県から第1回衆議院議員総選挙に立候補し当選しました。
しかし明治25年に、胃潰瘍の悪化により36歳でこの世を去ります。
第2回衆議院議員総選挙を目前にした突然の死ということで、毒殺説もあるとのこと…。
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早川逸馬のその後は政界進出?
というわけで、早川逸馬のモデルが植木枝盛で、史実どおりならば、
早川逸馬のその後は、政界進出も、36歳という若さで死去!?
という悲しい結末になります。
ここはオリジナル展開を期待したいところです。
早川逸馬がらんまんに再登場!いつ?
さて、らんまんの今後のあらすじの概要が第26週(最終週)まで明らかになりましたが、
なんと、早川逸馬がらんまん再登場!することがわかりました。
早川逸馬が再登場するのは第24週。
2023年9月11日 (月)〜9月15日(金)
の放送で、早川逸馬と万太郎が再会するシーンが描かれるのです。
そして、早川逸馬はまたしても万太郎の運命を左右する行動に…!
再会シーンできっと早川逸馬のその後が明らかになるはずです。
すごく楽しみですね。
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早川逸馬役は宮野真守!
らんまんで早川逸馬を演じているのは、宮野真守さん。
宮野真守のプロフィール
- 1983年6月8日生まれの39歳。
- 幼少期からテレビの世界に憧れ、小学生で「劇団ひまわり」に所属
- 小学1年の時に西友のCMでデビュー、「3年B組金八先生」にも出演。
- その後、声優としてもデビューし、俳優、声優、バラエティ、音楽と幅広く活躍。
宮野真守さんは4月24日放送のらんまん第16話から登場しましたが、第24週ではどんな早川逸馬になっているのでしょうか?放送が待ち遠しいです。
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牧野富太郎も自由民権運動に参加していた
現在のらんまんのストーリーから少し遡ることになりますが、らんまんの主人公のモデル・牧野富太郎さんと自由民権運動との関係もご紹介しておきましょう。
らんまんでは、主人公の万太郎が、自由民権運動家の早川逸馬と出会い、活動にも参加するというストーリーが描かれていましたね。
実際に、主人公・万太郎のモデル、牧野富太郎さんも20歳頃に自由民権運動に参加していました。
「自由は土佐の山間から出る」といわれるほど、板垣退助率いる自由党が盛んだった土佐の地。
牧野富太郎さんは、自叙伝においても
「私も熱心な自由党の一員であった」
と述べています。
牧野富太郎さんが参加していた政治結社は「公正社」というグループでした。
- 「公正社」は、明治14年8月に自由民権運動を唱えつつ学術の研究を進める会として「同盟会」として発足。
- 明治15年に「同盟会」から「公正社」へ名前を変更
- 明治17年に目的を単純に学術会とし、「佐川学術会」に変更
- 明治18年7月に解散
牧野富太郎さんは公正社の副社長だったので、佐川警察署へ出頭したこともあったようです。
参考:高知新聞
自由民権運動は、政府の取り締まりなどから徐々に停滞していくことになりますが、牧野富太郎さんのその後の研究活動に大きく影響したようです。
朝ドラ「らんまん」では、万太郎の「雑草という草はなく、それぞれに名前と個性がある」という考え方が自由民権運動の思想と交差していく展開が面白かったですね。
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