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どうする家康|第17話ネタバレとあらすじ解説「三方ヶ原合戦」

2023-03-22

この記事では、2023年の大河ドラマ「どうする家康」第17話(2023年5月7日放送予定)のあらすじをわかりやすく解説します。

ネタバレを含みますのでご注意くださいね。

 

どうする家康|第17話のネタバレとあらすじ

第16話では、武田信玄から、生き延びたければ我が家臣になれと言われた家康。

家臣たちは、信玄と戦う強い目をしており、家康は信玄と戦う決心をします。

 

武田信玄との戦

元亀3年(1572年)晩秋、ついに武田軍との戦が始まります。

この地を守り抜いて、武田信玄に勝つ!と意気込む家康ですが、

甲府から北遠江に侵入し、天竜川沿いに南下する武田軍の勢いは止まることなく進んでいます。

 

北遠江を侵略されてからは、3日に1つの勢いで、徳川の城が落とされていきます。

そのはやきこと風の如く、そのしずかなること林の如く、しんりゃくすること火の如く、動かざること山の如しと、

軍旗の風林火山がなびいているのです。

 

そんなとき、家康のところに、駿河から高天神城に向けて大軍が迫っているとの知らせが入ります。

この大軍は武田の本軍に違いないとはいえ、高天神城は小さいけれど堅固な山城です。

そう簡単には侵略されないと家康は考えました。

 

しかし、家康の考えは見事に覆され、武田軍は次々と城を落としていきます。

気が付けば、武田軍は浜松城から目と鼻の先の二俣城まで迫ってきていました。

 

城という城を全て潰し、奪った城を手駒に兵を大きくしていく信玄の戦い方は見事。

一方で、頼みの綱である信長は、浅井・朝倉軍との戦いの最中で、援軍は出せないと言います。

 

このままで済ませられない家康は、徳川と織田は、一蓮托生であることを忘れないようにと、信長に念を押します。

悲壮感を漂わせている家康に対して、信長は、援軍は必ず出すと約束

 

「俺が必ず行くから、信玄を食い止めろ」「生涯一の大勝負を楽しめ!」

と家康に伝えたのです。

 

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家康の弱い心

信長に援軍の約束を得た帰り、家康は瀬名が暮らす築山に向かいます。

瀬名は、草花が生い茂る中で水やりをしていました。

 

家康が、一目会っておきたくて訪ねてくると、瀬名は嬉しそうに微笑みます。

息子・松平信康の初出陣を心配していたのです。

 

瀬名は、どうして戦はなくならないのかと家康に問います。

領地が増えれば、敵も増え、苦しみも大きくなると家康が答え、弱さは害悪らしいと呟きました。

 

木を削って作ったウサギを瀬名に渡しながら、

「このウサギはわしの弱い心だから、ここに置いていく」

瀬名には何があっても強く生きろと伝えます。

 

家康は戦に向かうため、築山に後ろ髪を引かれる思いを断ち切りました。

 

武田の大軍

家康が築山から浜松城に戻ると、家康の伯父・水野信元、織田家古参・佐久間信盛の織田軍勢3千の兵が浜松城に到着しました。

広間に集まった軍隊に向かって、家康がこれからの策を、改めて伝えます。

 

浅井・朝倉軍と戦を展開している信長が勝利して駆け付けるまで、浜松城で籠城、織田軍が到着するのを待つ。

そして、織田軍が到着次第、城攻めにつかれている武田軍を、織田・徳川・松平の連合軍で一気に叩き潰す作戦です。

 

そして、元亀3年12月22日、浜松の目の前を流れる天竜川を、なんと3万の武田軍が渡ったとの知らせが入ります。

 

さらに、浜松城の北の方角から、最強の武田軍と呼ばれる、山県昌影率いる赤備えの騎馬隊を含む大軍が出現したのです。

その壮観さに、家康一同息を飲みます。

 

しかし、様子がおかしい…。

 

浜松城に向かってくると思われた武田の大軍は、浜松を通り過ぎて西に向かっていきます。

 

もし、このまま武田軍が西に進むと、遠江の民はみな信玄に従い、徳川の言うことなど聞かなくなるでしょう。

家臣たちの意見が飛び交い、あげくに揉め始めました。

その場を酒井忠次と石川数正が鎮め、家康の決断を待つのです。

 

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家康敗れる

ざわめいている家臣たちから離れ、いつものように指をくわえて考え込んでいる家康が話し始めます。

「われらが武田に勝っている点は、この地についてだけだ。」

夏目が慌てて地図を広げます。

 

このまま進めば、三方ヶ原台地で、その先には身動きの取れない崖道。

そこを後ろから攻め込めば、武田軍の兵力を大きく削ぐことができると考えました。

 

「直ちに信玄を追って、後ろから攻めて追い落とす!出陣だ!」と家臣たちに伝える家康。

戦の勝敗は、兵隊の数ではない、天が決めるのだと息巻き、闘志満々で坂道を駆け上がった徳川軍ですが、凍り付いたように動けなくなります。

 

三方ヶ原いっぱいに武田軍が待ち構えているのです。

それは、孫子の兵法の実践で、息子の武田勝頼に学ばせていたのです。

 

夕方に始まった戦いは、日没には決着がつきました。

倒れた徳川の兵が三方ヶ原を埋め尽くし、その夜には、家康の死が岡崎城と岐阜城に伝えられたのです。

 

第18話に続きます。

 

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2023大河ドラマ|どうする家康のネタバレとあらすじ全話まとめ!

 

⇒ 三方ヶ原の戦いで家康の身代わりなったのは?

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どうする家康|第17話の解説と感想

いよいよ始まりましたね。三方ヶ原の戦い。

静岡県浜松市、東西10㎞、南北15㎞に及び三方原台地で行われます。

 

決戦がどこで行われたのかという具体的な場所は明らかにされていません。

地元では、武田軍が台地をのぼり進軍した道が信玄街道という名で言い伝えられています。

 

三方ヶ原の戦い

元亀3年12月。

浜松城を素通りして三方ヶ原に兵を進めた武田軍2万5千。

三方ヶ原は高台でそこを過ぎれば下り坂になります。

家康は三方ヶ原に陣取り、背後から武田軍に襲いかかる作戦をとりました。

 

しかしこれは武田軍の罠。

坂を下らずに反転して徳川軍を待ち伏せした武田信玄。

徳川軍1万は総崩れとなります。

夕方に始まった戦いは夜半には勝負が決していました。

 

武田信玄は信長と家康が合流して決戦に持ち込まれる事態を防ぎたかったのですね。

なので、個別に家康をまず撃破。

そして家康にダメージを与え、信長との決戦に備えたのです。

 

家康は戦場をただ一騎で逃げたといわれていますが…。

 

第17話の感想

第17話、面白かったですね!

 

家康の一枚も二枚も上手であった武田信玄。

家康は地の利を活かして、桶狭間を再現しようとしましたが、

「勝者はまず勝ちてしかる後に戦いを求む。敗者はまず戦いてしかる後に勝ちを求む」

孫子の兵法を実際に実行した武田信玄が強すぎて恐ろしすぎて脱帽しました。

 

今回は、浜松城を素通りされた家康が、そのまま籠城するか、信玄を追いかけて戦うかで「どうする?」を迫られたわけですが、家康は信玄を追いかける選択をしました。

 

それは、

  • 織田信長のために、武田軍をとどめておく必要があった
  • 岡崎にいる家族が心配

そんな理由ももちろんあったとは思いますが、

どうする家康では、遠江の民を納得させ、認めてもらうことに重きが置かれたように思います。

 

三河一揆の描かれ方も、阿月の奔走も、虎松の登場も、生活する民一人ひとりの生活や心情を浮き立たせるように描かれていると感じるのは私だけでしょうか?

 

さて、先が気になる第17話の終わり方でした。

予告編を見ただけで涙が出てきそうでしたが、第18話は三方ヶ原の戦いで、実際に家康がどうなっていたのか、どうしたのかが描かれる「真・三方ヶ原の戦い」。

 

放送が待ち遠しいですね。

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