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どうする家康|第6話ネタバレとあらすじ解説「続・瀬名奪還作戦」

2023-02-03

この記事では、2023年の大河ドラマ「どうする家康」第6話(2023年2月12日放送)のあらすじをわかりやすく解説します。

ネタバレを含みますのでご注意くださいね。

 

どうする家康|第6話のネタバレとあらすじ解説

どうする家康第5話では、本多正信の指示で行われた、服部半蔵による瀬名奪還作戦が、完全な失敗に終わるという展開が描かれましたね。

 

今川氏真により関口家一同、瀬名親子に死罪を言い渡されます。

牢獄に入れられた関口家と瀬名親子はどうなるのでしょうか?

 

人質交換の策

本多正信が、必ず取り戻して見せると豪語していた瀬名と子供の救出作戦は、瀬名の母・巴がつい、口を滑らせて漏らしてしまった事で失敗に。

鵜殿の兵に取り囲まれた服部党は、無残にも壊滅状態となります。

 

正信から状況を聞いた元康は、気が抜けたように…。

正信はいかなる処罰も受ける覚悟とのことですが、その前に「半蔵と自分を上ノ郷城の攻めに参加させてほしい」と願い出ます。

次の策があるというのです。

 

その策とは、戦の最中、どさくさに紛れて城に忍び込み、鵜殿長照とその息子2人を生け捕り、そして今川に捕らえられている関口家と交換する作戦でした。

 

正信が、「かつて今川義元公が、幼き殿を尾張から取り返した手を使うのでござる。」と続けます。

 

度重なる失敗に元康は不安を感じますが、他に策がない状況もあり、正信と半蔵に望みを託すことに。

 

上ノ郷城攻めの準備をするため、服部党の子や孫を集める半蔵。

しかし忍びの経験がない者や女が混じっているのを見た正信は不安になります。

 

正信はこれ以上の失敗が許されないため、甲賀衆を率いる忍び頭目・伴与七郎を仲間に入れることにしました。

 

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上ノ郷城攻め

出陣の準備が進む岡崎城には多くの人が集まり、にぎわっています。

元康がピカピカに光る金の鎧をつけていると、ボロボロになった具足をつけた小姓の榊原小平太がやってきました。

 

小平太は以前、大樹寺で出会った若者。

初陣を果たし手柄を立て、同い年である本多忠勝を追い抜きたいと、やる気満々です。

 

一方、於大の方は、夫の長家を大将にして上ノ郷城を攻め落とした暁には、褒美として上ノ郷城が欲しいと好き勝手に言い出す始末…。

 

そんな永禄5年の2月、ついに松平軍の上ノ郷城攻めが始まりました。

城を囲んでの攻撃ですが、鵜殿軍も手ごわく松平軍を寄せ付けない戦いをします。

 

名取山の本陣にいる元康の所に、石川数正が、

「殿、今川本軍、吉田城に入りました。」

と、険しい表情でやってきます。

 

関口夫婦、瀬名と子供たちは縄で縛られて引き連れられている様子と知り、元康は恐ろしい形相になります。

 

しかし今川軍が着陣すれば引かざるを得ない状況。

城を攻め落とすチャンスは今宵限りです。

 

元康がお腹をさすりながら待っていると、上ノ郷城の一角から火の手が上がります。

「よし、総がかりじゃ!前と後ろから挟め!」

と、元康が号令をかけます。

 

三河湾で待機していた、平八郎の突撃部隊も総攻撃に出ました。

 

三河湾に朝日が昇る頃、鵜殿長照は自害し、息子2人を生け捕りに捕らえます。

そこで、数正が人質交換の談判のために、1人で吉田城の今川軍本陣に乗り込んでいくのでした。

 

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人質交換

今川氏真は面目を重んじて、逆賊とは取引はしないと突っぱねます。

関口家と数正の首を元康に送り付けるとの一点張り。

 

「どいつもこいつも余を裏切りおって!恩知らずの薄情者どもが!」

氏真の家臣が数正に刀を振り上げます。

 

そこに響き渡ったのは、「お待ちなされ!みっとものうございますぞ、御屋形様。」という巴の声。

 

巴は、自分たち夫婦の命と引き換えに、瀬名と子供たちを助けてほしいと覚悟を決めている様子です。

氏純も、前途ある鵜沼兄弟を救って、今川家を立て直して欲しいと願い出ます。

 

それを聞いた瀬名は、嫌ですと泣きながら両親に伝えます。

巴は泣いている瀬名に、優しく語ります。

「強くおなり。われらおなごはな、大切なものを守るために命を懸けるのです。」

 

再会

今川本陣と河原を挟んで対峙している松平軍・元康は、じりじりしながら動きをまっています。

すると突然、氏真が数正と縄で縛られた瀬名と子供たちを連れて現れました。

 

それを見て駆けだそうとする元康を、家臣たちが抑えます。

両軍が弓矢鉄砲を構え張り詰めた空気の中で、人質交換が行われました

 

こらえきれない元康は、兵をかき分けて瀬名と子供たちの元に駆け寄り、瀬名を無言で抱きしめ、竹千代と亀も腕の中に抱き入れま

2年ぶりの再会でした。

 

その様子を少しも動じずに落ち着いて見ていた氏真は、ゆっくりと引き返していくのでした。

 

第7話に続く。

 

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2023大河ドラマ|どうする家康のネタバレとあらすじ全話まとめ!

 

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どうする家康|第6話の解説と感想

5話に引き続き、瀬名を取り返すための作戦の模様が繰り広げられます。

今回の作戦は人質交換。

その昔、今川義元が織田家に対してとった作戦で、その人質とはまさにのちの徳川家康・竹千代でした。

 

太原雪斎と竹千代

当初松平竹千代は、今川に人質に出されるはすが、織田家に奪われてしまいます。

それに激怒した今川が、織田軍と激しく争います。その合戦で活躍したのが、今川義元の名軍師・太原雪斎です。

 

織田軍の勢力を一掃した今川軍。

合戦の中で捕らえた織田信広(信長の庶兄)と竹千代の間で人質交換が行われ、竹千代の身柄は今川家に渡されました。

この戦略は今川家の軍師・雪斎によるものです。

 

雪斎が考えた戦略で今川家にやってきた竹千代ですが、その竹千代(元康)もまた雪斎に教育を受けたとの説があります。

竹千代が元服し雪斎が亡くなるまで、わずかな年月ではありましたが、臨斎寺にはふたりが兵法や歴史を学んだ際の文具が残っているそうです。

 

今回「どうする家康第6話」で描かれたの瀬名奪還人質交換作戦は、雪斎の戦略を活かしたかたちとなりましたね。

 

雪斎は「どうする家康」には登場しませんが、雪斎が病に倒れたのが1555年。

今川義元が桶狭間で討ち死にしたのが1560年。

これを考えると、雪斎が生きていれば、また違った桶狭間の戦い、違った戦国の世になっていたかもしれません。

 

第6話 感想

第6話は、前半は服部党の暗躍、そして後半は瀬名奪還というドラマチックな展開で、思う存分楽しめた方も多いのではないでしょうか?

 

前回、大切な仲間を失った服部半蔵。

今回も寄せ集めではありますが、前回とはうってかわって、なかなかのアクションとして楽しめました。

なかでも、松本まりかさん演じる大鼠の娘・女大鼠。

彼女の大活躍で、鵜殿長照の息子2人を捕獲することができましたね。

 

そして後半は、数正が氏真の陣地に乗り込む交渉シーン。

ドキドキの展開でしたが、心を打ったのは、瀬名の母・巴の覚悟でした。

 

前回は、うっかり口を滑らせて脱出計画をだめにしてしまった巴。

娘と孫を助けるための凛とした姿勢がとても素敵でした。

 

それぞれの人質引き渡しのために、川を渡るところは結果を知ってはいても手に汗握るシーンでしたね。

両親を置いて、家康のもとに戻った瀬名は複雑な気持ちだったに違いありませんが、これで彼女も覚悟が決まったはず。

 

さて、来週からは三河一向一揆編がスタート。

こちらも家康がどんなピンチをどう切り抜けるか楽しみです。

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