2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第118話(第24週）のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第24週のテーマは「ツチトリモチ」です。
らんまん第118話のあらすじとネタバレ
南方熊楠からの鑑定依頼を受け取った万太郎。
熊楠から送られてきた標本の中には、120年に一度しか咲かないと言われているハチクの花の標本もありました。
渋谷の変容
万太郎は帰宅した寿恵子に、南方熊楠から送られてきたハチクの花の話をします。
120周期で開花する竹の花。
開花した後は山中の竹林が枯れ、林は再生するといいます。
そんな話を聞き、寿恵子は不安に思います。
「吉兆なのか、凶兆なのか…。」
そして、万太郎は、こんな伝承があることも伝えました。
「人の世に異変が起こるとき、竹の花が咲く」
翌年2月、日露戦争が勃発しました。
戦争を経て、最も変容した町は渋谷。
練兵場が作られた渋谷には、兵士が集いました。
そして、電車の開通により交通の要所として大きく発展し、寿恵子の店もますますにぎわうようになったのです。
土佐出身の代理人
そんなある日、山桃の常連である相島が、大切な人を迎えたいので店を貸し切りにしたいと寿恵子に申し入れます。
このお店で良いのかと尋ねる寿恵子に、相島は、土佐から取り寄せた「ヤマモモ」の木があるこの店が一番良いというのです。
相島がもてなす相手は、土佐出身の代理人「早川」という人物だということでした。
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野宮からの手紙と熊楠の訴え
一方、万太郎のもとには、現在京都で教師をしている野宮から手紙が届きます。
野宮は、南方熊楠と松葉蘭の共同研究をしているとのこと。
その南方熊楠は、今、政府が進めている神社合祀に強く反対しているといいます。
いくつかの神社をまとめることで、森とその自然が壊されている現状を憂いているのです。
「槙野さん、全てが喪われる前に、君に、勝手な願いを託します。」
熊楠の訴えは、大学の徳永教授のもとにも届きます。
熊楠はこれまで、何度も神社合祀令を神狩りだと断じているとのこと。
万太郎が熊楠から植物検定の依頼を受けていると知った徳永は、万太郎に警告します。
「いいか槙野、深入りするんじゃない。」
第119話に続く。
らんまん南方熊楠役キャストは誰？牧野富太郎との交流や共通点も紹介！
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らんまん第118話のあらすじ解説
らんまん第118話では、引き続き南方熊楠さん関連のエピソードが描かれましたね。
熊楠さんからの標本には、ハチクの花の標本も含まれていたとのことですが、これも事実のことで、しかも、近年そのハチクの花が開花したと各地で話題になっていました。
南方熊楠さんが牧野富太郎氏に送ったハチクの花の標本は、1903（明治36）年9月27日付の地元紙に包まれていたそうです。
それから約120年が経った近年、開花がみられるということで、120年周期開花の説を裏付けることとなっているのですね。なんだか興味深い話です。
さて、らんまん第118話に話を戻しますが、南方熊楠さんの手紙は、万太郎が勤務する植物学教室にも届いていました。
野宮さんも熊楠とつながりがあり、面白くなってきましたね。
史実としても、南方熊楠さんはらんまん徳永教授のモデルとされる松村任三教授にも手紙を送っていました。さらに、野宮さんのモデル・平瀬作五郎さんも、南方さんと共同研究をしているんですよね。
あと、もうひとつ。
寿恵子の店に「土佐出身の早川」という男が…？
明日のらんまん119話が待ち遠しいです。
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