2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第31話(第7週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第7週のテーマは「ボタン 」です。
らんまん第31話のあらすじとネタバレ
菓子屋の娘、西村寿恵子は本の好きな女性です。
寿恵子の部屋には、江戸時代後期に流行った読本が溢れていました。
寿恵子がお気に入りの「南総里見八犬伝」を読んでその世界に浸っていると、叔母のみえ(宮澤エマ)がやってきました。
鹿鳴館への誘い
みえは、寿恵子に西洋の「ダンス」を習わないかと話をもちかけました。
みえは新橋で料理屋を営んでいるのですが、
そこは役人御用達のお店で、つい先日役人と一緒にきた東京大学の教授から、ダンスを習うのにふさわしい女性を紹介してほしいと頼まれたというのです。
その背景には鹿鳴館開館という文明開化のイベントがありました。
寿恵子は、みえからの誘いの返事をどうするか迷っていました。母親のまつの顔色をうかがっているようです。
しかし、まつは反対します。
「うちの娘をそんな場所にやるつもりはありません。」
まつは寿恵子に部屋に戻って読本を片付けるようにと言いました。
寿恵子が出ていったあと、みえはまつを責めます。
寿恵子が華族の方に見初められれば、幸せになれるとみえは信じ切っています。
しかし、一方のまつは反対の考えでした。
かつては人気の芸者だったまつ。
武家の男性に見初められて妾となり、寿恵子を産みましたが、その男性の葬儀にも出られなかったこともあり、
妾なんてつまらないと、自分と同じ道を歩ませたくないと考えているのです。
万太郎、準備する
一方、十徳長屋の万太郎は、井戸端に咲いているタンポポに話しかけています。
「今日からのう、見たことない世界にいくがじゃ!」
万太郎は、いよいよ、東京大学の田邊教授を訪ねるのです。
井戸端には長屋の住人である福治の娘・小春や、倉木の子どもたちがやってきて、万太郎と一緒にタンポポを眺めます。
子どもたちが、タンポポの名前の由来を万太郎に尋ねると、万太郎は「面白い問いかけじゃ」と言って、タンポポにまつわる談義が始まります。
「すっかり寺子屋ですのう」
通りすがりの丈之助が声をかけるのでした。
第32話に続く。
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らんまん第31話の感想
寿恵子の家庭の事情が明らかになったらんまん第31話。
寿恵子の母親のまつは、かつては人気の芸者。
そして、まつは武家の男性の妾となり寿恵子を産んだ。
寿恵子の父親が亡くなった後は、手切れ金として、和菓子屋を出店できたものの、そんな人生は娘の寿恵子には送って欲しくないというまつの本音が語られましたね。
ちょっと複雑な寿恵子の家庭環境があきらかになった今回。
寿恵子もそんなことを自覚しているのでしょうか?
お日様のように明るい笑顔の裏には、ちょっと複雑な想いもあるのかもしれませんね。
みえが持ち込んだ鹿鳴館への誘いはまつが断った形になりましたが、「田邊教授」という気になるワードも出てきましたし、このままでは終わらない気がします。
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