2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第33話(第7週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第7週のテーマは「ボタン 」です。
らんまん第33話のあらすじとネタバレ
植物学教室の田邊教授に野田先生からの紹介状を渡した万太郎。
紹介状を読んだ田邊教授は、万太郎の望みが何なのかと問います。
独特の存在感を放ち、時折英語を交えて話す田邊の雰囲気に万太郎は押されていました。
小学校中退の学歴
万太郎は、まずは自分のことを分かってもらおうと、持参した土佐の標本を見せようとしますが、助教授の徳永が割って入ります。
「教授、時間の無駄です」
万太郎が小学校中退だと知った徳永たちは、万太郎をあざけり、話さえも聞いてくれません。
しかし田邊は土佐植物目録を見ようと言います。
土佐の人物にちょっとした恩義があるという。
そして、「ノブレス・オブリージュという考え方がある。地位あるものには義務があるのだ」
と英語で述べると、徳永たちが万太郎にほどこしを与えるのだと解釈し、ニヤリとします。
万太郎は、「ほんなら結構ですき。」と、毅然と答え、流暢な英語で続けます。
You won’t be laughing when I'm known by the world!
「あなた方は黙って、わしが世界に打って出るがを眺めちょったらえい!」
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土佐植物目録の価値
万太郎の流暢な英語に目を丸くする一同。
「確かに、わしは小学校も出ちゃあせん。けんど、子供のころから植物が好きゆう気持ちは、誰にも、あなたがたにも引けはとらん!土佐の野山がわしの血肉じゃ!
わしは、日本人の手でこの国のすべての植物を明らかにしたいと思うちょります。その一歩として、まずは土佐の植物を採集し、flora(植物相)を完成させました。」
万太郎は「土佐植物目録」をトランクから取り出し、教授に見せます。
珍しい植物がそろっている「土佐植物目録」は、万太郎の知識が並外れたものであることを語っており、一同の目の色が変わったのでした。
大学にある標本と自分の標本を突き合わせて、新種を判別したいという万太郎。
それでも徳永は、大学の権威が揺らぐと反対します。
しかし、田邊教授は万太郎の手をとり、受け入れました。
「君を歓迎する」
第34話に続く。
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らんまん第33話の感想
万太郎が研究室の人たちに、自分の熱意を伝えるシーンが描かれた第33話。
万太郎が流暢な英語で皆をぎゃふんと言わせた瞬間は気持ちよかったですね!
確かに東大の学生さんや教授たちからすると、小学校中退の青年に何ができるのか?とバカにする気持ちも全く否定できなくはありません。
彼らだって、努力の末に勝ち取った居場所ですから。
それでもやはり、肩書きや経歴だけで人を判断するのも違う、ということでしょう。
実際に万太郎が、もってきた土佐植物目録は、日本の植物学を進歩させる手助けになることは誰の目にも明らかでした。
それでも、反対する助教授でしたが、田邊教授が一喝。
今後は助教授と教授の対立も気になります。
そして、徳永助教授が万太郎のことを
「あいつはきっと火種になる」
と予感していましたが、これは当たりそうですね…
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