2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第65話(第13週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第13週のテーマは「ヤマザクラ」です。
らんまん第65話のあらすじとネタバレ
万太郎と寿恵子の披露宴が行われます。
大座敷には、豪勢な祝い膳や料理、そして峰乃月が用意されました。
峰屋のこれから
宴には大畑夫妻と峰屋の面々、寅松、まつと文太、そして分家の3人が揃います。
万太郎がタキを席に着かせると、続いてお色直しをしてきた寿恵子が現れ、その美しさは目を見張るほどです。
鏡開きが行われ、宴会が盛り上がります。
大畑から挨拶を促された万太郎は、面々への感謝の言葉と門出の決意、そして峰屋のこれからについて話し始めました。
そして最後に、峰屋を綾とその伴侶となる竹雄に譲ると宣言したのでした。
謝罪
本来ならば、本家の人間でない綾、そして番頭の息子が峰屋を取り仕切ることになり、分家の3人は納得がいきません。
それどころか激怒します。
今まで散々本家と分家を区別してきたのは誰だと。
その怒りは、タキが受け止めました。
時代が変わってしまった今、伝統やしきたりよりも大切なものがある、家よりも、ここにいる人たちの個々の幸せを重んじたいと。
「この先は、本家、分家と上下の別なく、互いに手をとりおうて、商いに取り組んでいってほしい」
そして、これまでのことを謝罪するように深々と頭を下げたのでした。
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旅立ち
その後、タキは万太郎に向き直り、「私の孫に生まれてきてくれてありがとう」とお礼を言います。
「そして、この先もずっと、わしの希みじゃ」
万太郎もタキに頭を下げました。
「これまで育ててくれて、ありがとうございました」
タキは、そこに万太郎の母・ヒサの姿が見えたのでした。
後日、タキは万太郎に連れられて仙石屋の桜を見に行きます。
タキは桜に語りかけ、病気の症状が出ていない若い枝の挿し木が育ち、爛漫に咲くところを想像します。
そこには綾と竹雄、そして万太郎と寿恵子夫婦の未来がありました。
「らんまんじゃ…」
タキは満開の桜に見守られながら旅立っていくのでした。
第66話に続く。
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らんまん第65話の感想
まさに最終回!のような完璧な回でしたね。この回で前半第1章完結、といったところでしょうか。
タキの美し過ぎる最後、いつまでもいつまでも観ていたいと思える、濃厚な15分間でした。
しかし、披露宴という場にも関係なく、分家の激しい怒りをごまかすことなく描き、それを認め謝罪したタキ。
時代の移り変わりとともに、世の中の常識が変わり、翻弄される人間たち。
昨日の常識が今日の非常識にひっくり返る無常。
明治初期とはそんな怒涛の時代であり、タキはその変わり目を生き抜いたひとりの女性で、万太郎はそんな時代に生を受けた孫なのだと、改めてじーんときてしまいました。
来週からは、タキが見られないと思うと寂しいですね。
佐川の竹雄や綾も頻繁には出てこないでしょう。
しかし、これから万太郎の本当の人生が始まるのかもしれませんね。
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