2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第68話(第14週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第14週のテーマは「ホウライシダ」です。
らんまん第68話のあらすじとネタバレ
「私の専属のプラントハンターにならないか?」
田邊教授は田邊専属のプラントハンターになることを提案します。
プラントハンター
田邊教授が提案する「専属のプラントハンター」とは、田邊教授のために植物を探し提供するという役割。
新種の発表は田邊教授がすることになります。
学名には「マキノイ」を入れ、生活の保障もするという田邊教授。
しかし、万太郎は戸惑います。
意外な一面
別室では寿恵子と聡子がすっかり打ち解けて、他愛もない会話を楽しんでいます。
「田邊教授は怖くないですか?」
と尋ねる寿恵子に、聡子は、ちょっとだけかわいい一面もあると言います。
外国製の枕でしか、眠れないこと。
やさしい一面もあること。
政府の仕事に追われ、人間関係で神経を使い気が休まらないこと。
槙野さんみたいな方が教授をサポートしてくれてうれしいと語る聡子でした。
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自分の力で…
プラントハンターへの誘いを受けた万太郎は、頭を下げ、その話を断ります。
「後悔するぞ」
小学校も出ていない万太郎に何ができるのか?
「お前は私にすがるしかない!」
それでも、断固たる思いで話を断り、田邊家を後にした万太郎たち。
「どうしても自分の心に嘘はつけんかった…!」
落ち込む万太郎を、寿恵子は「ひとりで頑張らなくてもいい」と明るく励まします。
寿恵子に励まされ、万太郎はなんとか笑顔を取り戻しました。
そして、家に帰ると早速新種を明らかにしようと、研究に打ち込むのでした。
ある日、十徳長屋を訪れる男がいました。
それは万太郎の学友、佑一郎でした。
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らんまん第68話の考察と感想
プラントハンターにならないか?という田邊教授の提案。
何か思惑があるのだろうという雰囲気の田邊教授でしたが、万太郎を自分の研究のために役立てよう、悪く言うと、利用しようという考えでしたね。
まぁ教授の立場からすればそう思うのも当然かもしれません。
植物学の知識があり、新種を見つけ、分類する方法も知っている万太郎は、この上ない逸材でしょう。
しかし、万太郎の夢は「日本の植物誌を作りたい」ということ。
そしてこれまでは、
「ロシアに新種かもしれないという植物を送り、鑑定してもらった後、マキシモヴィッチ博士が学名をつけて発表する」
ということを繰り返していましたが、
万太郎には、
「日本の植物には、日本の植物学者が研究して学名をつけ、世界に発表すべきだ」
という思いがあったはずです。
田邊教授の提案を断り、寿恵子に励まされて、再び研究に邁進する万太郎ですが、提案を断られた田邊教授はどう感じたのでしょうか?
もしかしたら、ここからふたりの間に亀裂が入っていくのかもしれません。
一方で、田邊教授の妻・聡子が明かす、教授の意外な一面も興味深かったですね。
万太郎たちが去ったあとに、「力になってくれるよう頼んでおいた」と田邊教授に言う聡子。
そして、そんな聡子をやさしく見つめる田邊教授も気になりました。
万太郎の思いと、田邊教授の思い、互いにとってはどちらも正義であり、間違っていないのかもしれないですね。
しかしそのボタンの掛け違いが、今後大きな波紋を呼ぶことになりそうで、心配です。
さて、最後に、佐川の学友「佑一郎」くんが登場しましたね。
万太郎を励ますのに、一役買ってくれるのでしょうか?
楽しみです。
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