2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第78話(第16週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第16週のテーマは「コオロギラン」です。
らんまん第78話のあらすじとネタバレ
トガクシソウの一件で、植物を巡る争いに嫌気がさし、大学を辞めたいとまで言い出した藤丸。
「息ができなくなる」
そこまで苦しんでいた藤丸に万太郎がかけた言葉は…。
休学
そんな藤丸に万太郎は気づいてやれなくて悪かったと謝ります。
人間も植物と同じでいろいろな特性がある。藤丸次郎の優しすぎる特性には、競い合いは合わない。
「少し休んで、自分に合ったやり方を探してみてはどうじゃろうか?」
万太郎は、「競い合いの生まれない、ライバルがいないところを探したらよい」とアドバイス。
「逃げるのではなく探しに行くんだね」とゆうも賛成しました。
万太郎や長屋のみんなに励まされ、胸のつかえがとれた藤丸は、しばらく大学を休学することを決意します。
「今度は、俺に万さんを観察させてくれない?」
藤丸は、田邊教授にその旨を伝えました。
そこへ郵便物を届けにきた万太郎が部屋に入ってきます。
藤丸は退室し、万太郎が郵便物を渡すと、田邊教授の机の上に、万太郎が出した日本植物志図譜が置いてあります。
田邊教授は、その出来栄えを評価しましたが、万太郎を敵とみなすような厳しい言葉も投げかけました。
「この先は望み通りお前を一学者として認めてやろう。」
日本植物志図譜第二集の完成
休むことになった藤丸は、万太郎の植物採集や図譜の刊行の手伝いを始めます。
そして、『日本植物志図譜 第二集』が完成!
この図鑑にはヤマザクラも植物画も掲載されました。
徳永教授は世界に出すために、漢数字の記載はやめた方がよいとのアドバイスも。
波多野は、藤丸をよろしく頼むと万太郎にお願いします。
そして、万太郎は、藤丸と一緒に次の出版のため、植物採集へと出かけます。
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らんまん第78話のあらすじ考察
休学することを決断して、万太郎のお手伝いをすることになった藤丸。
大学の厳しい状況から少し距離を置き、万太郎の目線で植物と関わることができれば、また藤丸にとっても新たな自分発見につながるかもしれませんね。
それにしても、ただ休むのではなく、誰も踏み込んでいない道を探せばよいという万太郎のアドバイス。優しいようで、なかなか大変な道ですよね。さすが万太郎といった感じ。
そんな中でも、万太郎は自分のやるべきことはこなし『日本植物志図譜 第二集』をもう出版。そして第三集のための、植物採集旅行。パワフル過ぎて追いつけない感もありますが。本当にすごい人ですね。
らんまんでは、『日本植物志図譜 第二集』にヤマザクラが掲載されたとのことですが、牧野富太郎さんの描いたヤマザクラといえば、明治33年から明治44年まで不定期に刊行された「大日本植物志」が有名です。
当時牧野富太郎氏は、日本を代表する植物として「大日本植物志」の巻頭図にヤマザクラを選びました。
第一図版では、全形を表したもの、そして第2図版では部分図を描き、ヤマザクラの枝、葉、果実や種子を部位ごとにバランス良く配置しました。
まるで明治時代のものとは思えないほど美しく、生き生きしている画で図鑑の中から、飛び出してきそうな芸術作品ですね。
ノートや手帳のデザインにもなってます。
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