2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第88話(第18週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第18週のテーマは「ヒメスミレ」です。
らんまん第88話のあらすじとネタバレ
論文を書き直しても田邊教授に許してもらえなかった万太郎。
藁をもつかむ思いで、博物館の野田先生と里中先生を訪ねます。
博物館に相談
「なんとか田邊教授に取りなしてもらえないか、無理ならば、博物館に出入りさせてもらえないだろうか。」
万太郎は無理を承知で頼みますが、大学と協力関係にある博物館の立場を考えると、万太郎の申し出は聞き入れられませんでした。
万太郎を気の毒に思った野田先生と里中先生は、声をかけます。
「君のことを高く評価している人物がいる。」
ロシアのマキシモヴィッチ博士を頼る方法があると告げます。
「ロシアへ渡る…?」
万太郎の心は揺れます。
妊娠中の寿恵子と、まだ幼い園子はどうするのか?
万太郎は野田先生と里中先生に礼を言って、呆然としながら、家に戻ります。
そこには、マキシモヴィッチ博士からの手紙が届いていました。
ロシアへ行きたい!
マキシモヴィッチ博士からの手紙には、万太郎が送ったムジナモの解剖図を高く評価する内容が綴られていました。
そして、マキシモヴィッチ博士だけでなく、ドイツの植物分類学者・エングラー博士も称賛しているとのこと。
「このムジナモの植物画で”Mantaro Makino”の名は世界中の植物学者たちにとどろくだろう」
万太郎と寿恵子は喜びます。
そして、万太郎は気持ちを抑えきれなくなり、寿恵子にロシアに行きたいと打ち明けました。
話をきいた寿恵子はうなずきます。
「あなたを認めてくださる人がいる!それが何よりもうれしい」
寿恵子は、第2子をここで産み、母親に会いたいと願います。そして、伝えました。
「私たちを離さないで。私にはあなたしかいません」
万太郎はもちろん!と答え、家族みんなでロシアに発つことを決めたのでした。
第89話に続く。
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らんまん第88話のあらすじ考察
らんまん第88話では、大学の出入りを禁じられ困り果てた万太郎が、博物館を訪ねるシーンが描かれましたね。
野田先生も里中先生も、万太郎を助けたい気持ちは山々だったはずですが、立場上どうすることもできません。
しかし、いつでも万太郎に寄り添い、適切なアドバイスを与えてくれるこのお二方。
今回はロシアを渡る道を提案しました。
躊躇した万太郎ですが、マキシモヴィッチ博士からの手紙を読んで決意を固めました。
寿恵子の後押しがとても頼もしく感じられましたね。
幼い子供を抱え、しかも妊娠中ときたら、なかなか簡単にはうなずけません。
とりあえず単身で、という答えが出てきそうですが、職も確実ではないし妻子だけが残ることも難しいでしょう。
さて、かねてより、名前だけ登場することの多いマキシモヴィッチ博士。
歴史上の実在の人物をここで少しご紹介しておきましょう。
モスクワに近いツーラの出身。医学を修めるためドルパット大学に入ります。
しかし、子供の頃から植物に親しんでいたマキシモヴィッチ氏は、植物学者ブンゲに感化され、東アジアの植物に興味を持ちます。
そして、その研究に一生を捧げることに。
卒業後は、サンクトペテルブルクの帝室植物園の標本館で研究を続けました。
万太郎は、これまで多くの標本を送り学名などを教えてもらったりしていましたね。万太郎が送った日本植物志図譜に対しても高く評価してくれた人物です。
果たして、万太郎のロシア行きは実現するのでしょうか…?
朝ドラ受けでも言及されていましたが、最後に映ったヒメスミレがちょっとしょぼん、としているのが気になります…。
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