2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第91話(第19週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第19週のテーマは「ヤッコソウ」です。
らんまん第91話のあらすじとネタバレ
長女・園子を亡くした悲しみから、なかなか立ち直れない万太郎と寿恵子。
園子のことを聞いて駆け付けたまつは、そのまま寿恵子のもとに残っていました。
約束
長屋の住人・りんや倉木夫妻らも万太郎を心配し、寄り添います。
「自分が早産で園子を産んだせいで、園子の体が弱くなってしまった」
と自分を責める寿恵子。
一方で、万太郎は自分が植物学に没頭するあまり、家族を犠牲にしてしまったと否定するのでした。
「そういうあなただから好きになった」
と寿恵子は万太郎をかばい、ふたりは約束を交わします。
「いつの日か、わしらも園ちゃんに会いに行く日が来る。その日に図鑑を持っていけるよう、頑張るき」
まつは、万太郎と寿恵子のそんな会話を聞き、あらためてふたりの覚悟を知るのでした。
かるやき
万太郎はまつにお願いして、かるやきの作り方を教わります。
「初めてにしちゃ上出来だよ。」
万太郎が初めて作ったかるやきは、寿恵子の口に。
寿恵子は微笑みます。
そして、お腹の赤ちゃんが寿恵子お腹を内側から蹴るのでした。
第92話に続く。
スポンサーリンク
らんまん第91話の解説と感想
らんまん第19週、91話は悲しみからのスタートとなりました。
長女園子が亡くなったのは、史実どおり。
牧野富太郎さんも5歳になる前の長女・園子を亡くし、悲しみに暮れています。
しかも、園子が亡くなった年の前年は、実家「岸屋」の清算のため、富太郎氏はほぼ高知におり、東京には不在。
年が明け、寿衛夫人からの手紙で園子の死を知ることになります。
急いで、葬儀のために東京に戻る牧野氏。
自分の不在で妻や長女に何もしてやれなかったと悔やんだことは容易に想像できます。
「草を褥に―小説牧野富太郎」には、園子への想いが綴られた寿衛夫人にあてた手紙が掲載されています。
らんまん第91話では終始、つらく、重苦しい展開が続くかと思われましたが、まつの笑顔が救いでしたね。
ふたりに寄り添い、無理にではなく、自然と前へ踏み出せるように後押ししていました。
園子ちゃんに図鑑を届けてあげられるように、万太郎と寿恵子の再起を願いたいですね。
こちらもCHECK