2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第122話(第25週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第25週のテーマは「ムラサキカタバミ」です。
らんまん第122話のあらすじとネタバレ
りんが差配人を引退した十徳長屋は、万太郎の娘・千歳に任されました。
そして冬を迎える頃、万太郎はツチトリモチを収めた「日本植物志図譜」を刷り上げ、徳永教授に見せたのでした。
辞表
万太郎は日本植物学雑誌に掲載するための原稿も作成していました。
その中で万太郎は紀州熊野神社の森のFloraを明らかにし、神社合祀令による伐採で失われる植物についても述べていました。
到底許可することはできない徳永教授。
「お前がこれを発刊するというなら…」
罷免を言い渡そうとする徳永に、万太郎は辞表を差し出します。
「これまでお世話になりました」
「合祀令に背を向けて満州に行く方法もある」と、なんとかして万太郎を引きとめようとする徳永教授。
しかし万太郎は、出て行こうとしました。
そんな万太郎に、徳永はある万葉集の歌の上の句を詠みます。
下の句を、万太郎が続けました。
いつの日か、ふたりで語ったときにもそんなことがありました。
徳永はツチトリモチの絵を手にとり、呟くのでした。
「よく描けている…。こんな植物画…、お前だけだ!」
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佑一郎の教授就任
大学を去ることを決め、それでも青長屋での思い出をよみがえらせる万太郎。
そこへ、万太郎への客だと、大学職員がある人物を連れてきます。
それは、来春から工科大学の教授に着任する予定だという広瀬佑一郎でした。
根津の町を歩くふたり。
万太郎は「植物学者であるために」大学を辞めたと報告。すると、佑一郎は「似ちゅうのう!」と笑い出しました。
「わしも、ただのエンジニアでありたいき」
佑一郎は、大学の派閥関連の食事会などをすべて断り、就任までまた現場に出るとのこと。
そして万太郎は、佑一郎に尋ねるのです。
「わしら別の道を行くけんど、目指す場所は同じじゃろうか」
佑一郎は答えます。
「わしらはあの仁淀川からずっと並んで走りゆうきのう。」
ふたりは別れ、反対の道に進んでいきました。
結婚式
年が明けると、合祀令の反対運動が世論を動かし、神社の森の一部は保全されることになりました。
ツチトリモチを描いた万太郎の図譜をみた野宮は呟きます。
「すごいな…槙野さん」
そして明治という時代の終わり、千歳と虎鉄が結婚しました。
千歳の花嫁姿をみた万太郎は、千歳にお礼を言いました。
「ここまで、生きてくれてありがとう」
第123話に続く。
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らんまん第122話のあらすじ解説
らんまん第122話では、徳永教授との別れと、学友・佑一郎との再会が描かれましたね。
徳永教授が日本文学の好きな、かつての徳永教授でいてくれたことが、個人的にすごくうれしいですね。
徳永教授は、万太郎のことを認めてはいたけれど、自分の立場もあり、どう万太郎を扱っていけばよいのかわからず、おそらく葛藤もあったことだと思います。
ふたりが働く場が政府の意を重視せざるを得ない国立大学ではなく、別の自由な場所であったなら、もしかしたら、また別の付き合い方があったかもしれません。
そして佑一郎くんの再登場もうれしい。
残り回数を考えると、もしかしたら最後の登場に…?いや、もう一度、出てくれることを期待しましょう。
かつて同じ師に教えを受け、それぞれの道を歩いてきたふたり。
でもふたりが本当に目指す場所とは、巡り巡って同じ境地なのだと信じたいですね。
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