2023年10月から放送開始のNHK朝ドラ「ブギウギ」。
この記事では、「ブギウギ」第29話(第6週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第6週のテーマは「バドジズってなんや」です。
ブギウギ第29話のあらすじとネタバレ
その晩、 スズ子はもっと稽古をお願いしたいと、 善一の家を訪ねます。
善一は妻の麻里と息子の勝男(カツオ)と3人で暮らしていました。
変化
早速レッスンが始まります。
いつもの善一の合図に、なぜかスズ子は歌いません。
善一が演奏をやめたその時、スズ子は 善一に食ってかかるように、 室内を動き回って表情豊かに歌い通しました。
「どうしちゃったの?なんだか少しだけ、ジャズっぽくなったじ ゃない」
「もう、よう分からへんさかい、センセ殺したるって気持ちで…。殺しまへんけど」
確かな手ごたえ
その後、羽烏家で夕食を共にしたスズ子。
妻の麻里から、善一が大阪玉造の魚屋の息子であることや、また音楽以外は麻里に頼りきりであることを聞きます。
麻里はそっとスズ子に言いました。
「ジャズっていうの?ようやくあの人が やりたいことができるみたいで、いい歌い手さんと出会えたって…あなたのことでし よ?」
スズ子は首をひねりましたが、先ほどのセッションを思い起こし、確かな手ごたえを感じていました。
ときめき
翌日から、スズ子と善一の稽古はさらに熱を帯びていきます。
本番の前日、稽古場でスズ子は、松永に思わず不安を口にしてしまいます。
「ワテ、大丈夫でしょうか…?」
「君は最高だ。 グッドラック」
そう言って、スズ子のおでこに軽くキスをした松永。
スズ子は緊張も不安も吹っ飛び、ぼうっとその場に立ち尽くします。
一方、秋山も中山に恋心を抱き始めていました。
ブギウギ 第30話に続く。
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ブギウギ第29話の感想
ジャズって?バドジズって?
そんな疑問と謎がすこしずつ解けていけそうな兆しを見つけたようですね。
今日のブギウギ第29話は、羽鳥善一さんのプライベートが垣間見れた展開。
スズ子がとっかかりを発見できたのは言うまでもなく、羽鳥善一という音楽家にも焦点があてられた回であったようにも思います。
善一は善一で、自分の音楽を表現できる場所を模索していました。
「僕は戦時歌謡が作れないだけです。才能がないんです」
この善一のセリフに、2020年の朝ドラ「エール」を思い起こした方も多いのではないでしょうか?
「エール」の主人公・裕一は、戦時中に多くの軍歌を作曲。
音楽慰問のため、戦争の現場ビルマ(現ミャンマー)を訪ねたこともありましたね。
そして、後に罪の意識から音楽を生み出せずに苦悩したという展開もありました。
対照的なふたりではありますが、偉大な音楽家であるふたり。
同じ時代に、それぞれの意図や志があって音楽を生み出していたのだなぁと思いを馳せてしまいました。
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