2023年10月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」。
この記事では、「ブギウギ」第14話(第3週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第3週のテーマは「桃色争議や!」です。
ブギウギ第14話のあらすじとネタバレ
昭和4 (1929)年、20世紀最大の不況とも称される世界恐慌が訪れました。その影響を受けて、日本国内でも多くの経済困難が発生します。
梅丸少女歌劇団の危機
梅丸少女歌劇団の経営母体である梅丸株式会社もその例外ではありません。
人員と賃金の削減を行うという突然の発表がありました。
「会社とは必ず話をつけるわ。こんなことは絶対に許さない」
大和礼子は力強く声を上げます。
しかし、給料が大幅に減らされる中、生活の困難から団を去る者も…。
特に和希は辞める決意を固めていました。
桃色争議の始まり
団員たちは自身の声を上げることを選び、賃金の是正や劇団を去ったメンバーたちを呼び戻す嘆願書を提出。
そして、スズ子たちレビューガールの決起は「桃色争議」として新聞にも取り上げられ、多くの人々の注目を集めるようになります。
梅吉や六郎などの団員たちは警察の介入を心配していましたが、スズ子も闘うことを決意します。
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会社との闘い
そんなスズ子のもとへ、会社から一時金を支給すると梅丸本社の社員が訪ねてきます。
「福来さんはこれからの梅丸を背負って行く人やと思うてます。 そやから会社としても大切にして いきたいんです。しょうもないことで衝突したないんです」
一時金は、労働争議から抜けると約束した人にだけ支払われるといいます。
スズ子はそんなお金があるなら、和希や解雇した人たちに支払って欲しいと断りました。
翌日、劇団に行くと、他のメンバーたちにも一時金の話がきていました。
「こうなったらストライキをするしかない」
礼子は言います。
「この戦いはね、今ここで活動している私たちのためだけじゃない。 ずっと下の子たち、これから 梅丸に入って来ようとする子たちのための戦いでもあるの。だから絶対に引けない」
ストライキの提案に反対したのは、橘アオイでした。
ブギウギ第15話に続く。
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ブギウギ第14話の感想
せっかくラインダンスに向けて団員達が頑張っているのに、その環境がまずいものとなってしまいましたね。
ここではブギウギ第14話の時代背景について、ちょっとみていきたいと思います。
1929年、アメリカのニューヨーク証券取引所で株価が大暴落する事件が発生し、これがきっかけとなって世界恐慌が始まります。この恐慌は、世界中の経済に甚大な影響を及ぼし、日本も例外ではありませんでした。
日本は、第一次世界大戦後の1920年代には、シベリア出兵や関東大震災の復興などを背景に経済が好調。特に生糸や綿織物などの輸出が増加し、経済の大きな柱となっていました。
しかし、世界恐慌の影響で、これらの輸出が大きく減少。アメリカやヨーロッパ諸国の市場が縮小し、日本の輸出産業は大打撃を受けます。
さらに、恐慌の影響で国際的な資金移動が停滞し、資本の流入が減少。
これにより、日本の金融市場も混乱し、多くの銀行が破綻した。企業の倒産や失業者が増加し、都市部を中心に深刻な経済危機が進行したのです。
なかなか、厳しい世界情勢の中の梅丸歌劇団。
礼子を筆頭に、スズ子たちは桃色争議へと突入していきます。
未来の劇団員たちのために、ストライキを起こそうとする礼子。
一方で、お客様のために、ストライキは絶対だめだという橘アオイ。
どちらも正義ですよね。
明日の放送が気になります…。
⇒ ブギウギ第15話
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