2023年10月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」。
この記事では、「ブギウギ」第13話(第3週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第3週のテーマは「桃色争議や!」です。
ブギウギ第13話のあらすじとネタバレ
和希が休み続ける中、大和からの新しい演出指導が舞台のメンバーたちに届きます。
それは全員が舞台上に一直線に並び、肩を組んで足を交互に高くあげる「ラインダンス」でした。
ラインダンス
「ラインダンスよ。これを『四季の宴』の最後にみんなで踊るの」
しかし、この新しい振り付けのことを聞いて、スズ子たちは戸惑います。
特に橘は渋い顔をしていました。
「なんでこんな踊りせなあかんねん。今さら新しい踊りってみんな戸惑うてるやんか」
大和は信じてこの新しい踊りを実践したいと考えていますが、ただ、全員で同じタイミングで足を上げることはかなり難しい挑戦です。
稽古を終え、スズ子がリリーの手を借りてストレッチをしている最中。
和希が一週間ぶりにやってきました。
そして彼女は意を決して言います。
「うち、梅丸辞めるわ」
和希の真意
和希の言葉をきいて、リリーは驚きます。
「ほんまに家のことだけなんか?」と。
和希は戸惑いを見せましたが、「死ぬ気で考えたんや」と答えました。
スズ子は、和希を引き留める言葉を見つけられませんでした。
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和希の気持ち
家に帰ると、梅吉が悪酔いしています。
話をきくと、梅吉の書いた台本がまたもや、ダメだったとのこと。
梅吉は、和希の気持ちが痛いほど分かるといいます。
「やめるいうんはごっつい勇気いることやぞ。 自分のいちばん好きな事を諦めるんやから。和希 ちゃんがどんだけの覚悟で辞める言うたか、お父ちゃんはわかる。」
辞められない理由
次の日、脱落者を出したくないと願う礼子は、和希を引き留めようとします。
しかし、スズ子は、「辞めたらええと思うわ」と退団を促すような発言をしました。
真意がわからず、戸惑う和希や礼子。
そして橘アオイ、リリー、秋山もその場に来ました。
スズ子は、自分の武器になるものがないという和希の気持ちがよく理解できました。
それなのに、なぜスズ子は続けられるのか?
そんな和希の問いにスズ子は答えます。
「下手やけど…、 和希ちゃんよりも才能もないけど…、 たぶん、好きやねん。歌って踊るんがどうしようもなく好きやねん。 どんなに下手でも、ずっと劣等生でも、好きで好きでしゃーないねん。そやから…、 やめられへんねん!」
和希の表情が、くしゃっとゆがみ、
「ほんまは辞めたないわ。好きに決まってるやろ!」
本音を吐き出すことができた和希。
惨めでも、悔しくても、いつかみんなを見返してやると、気持ちを通じ合えたスズ子と和希は、団員のみんなに囲まれて、もう一度頑張る道を選びました。
ブギウギ第14話に続く。
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ブギウギ第13話の解説と感想
和希ちゃん、やめなくてよかったですね!
リリーも他人事のように見てる感じですが、冷静に和希とスズ子のことを見守っています。
そして、劇団を高めたいという礼子の孤高な覚悟も感じ取られた第13話でしたね。
確かに辞めることって勇気がいることですね。
いつでも辞められそうで、実はそうでもない。
好きの気持ちが大きいほど、迷って迷って中途半端になっても、続けてしまう。
続けることは難しいけど、やめることも難しい。
いつも人間は何かの未練と闘っているのかもしれませんね。
さて、礼子が考案した「ラインダンス」。
ラインダンスは、梅丸少女歌劇団のモデル・松竹楽劇部(現在のOSK日本歌劇団)の名物でもありますよね。
特に、ラインダンスと「春のおどり」は多くの人々の心をつかみ、大阪の人々に愛されてきました。
「春のおどり」は、軽快でリズミカルで華やかなラインダンスが特徴で、観客の心をつかむ演目として知られています。
⇒ 梅丸少女歌劇団(USK)のモデルはOSK日本歌劇団!笠置シヅ子も所属!
これまでにないほど、歌と踊りが盛り込まれているという朝ドラ「ブギウギ」。
素敵なレビューに期待したいところですが、何やら運営側の不穏な空気が気になります。
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