2023年度前期のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では朝ドラ「らんまん」第20週のあらすじ内容をまとめています。
第20週のテーマは「キレンゲショウマ」です。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
らんまん第20週のネタバレとあらすじ
まずは、らんまん第20週のネタバレポイントからみていきましょう。
らんまん第20週の放送日は、2023年8月14日 (月)〜8月18日(金)です。
第20週のネタバレポイント
らんまん第20週のネタバレポイントはこちら↓↓
- 全国から標本を
- 田邊教授の新種発表
それでは、ひとつずつみていきましょう。
全国から標本を
東京に戻った万太郎のもとに、高知で出会った少年・山元虎鉄からたびたび植物標本が送られてくるようになります。
高知の植物が東京で確認できることは万太郎にとってもこの上ない喜びであり、研究にも役立つものでした。
万太郎は、虎鉄が送ってくれた標本をひとつひとつ精査し、そして丁寧に返事を書きます。
いつしか、虎鉄からだけではなく、そのほかの人々からも植物標本が届くようになり、万太郎は植物採集の大きな仲間を日本中に有することになるのです。
そして、3年が経ちました。
十徳長屋の住人達は、それぞれの事情でひとりずつ長屋を去っていきます。
そんな中、寿恵子が3人目の子供を妊娠し、万太郎はまた喜びを感じるのでした。
田邊教授の新種発表
この頃、田邊教授は大学内での後ろ盾を失い、窮地に立たされていました。
学長や大学の評議員など、田邊教授が就いていた役職を次々に辞任することになります。
そんな失意の田邊教授を支えたのは妻の聡子でした。
聡子は田邊教授を励まし続け、聡子に背中を押された田邊教授は植物の研究に打ち込むようになります。
そして、学生たちとの植物採集旅行で新種の植物を発見。
田邊教授は、新種の研究に没頭し、「キレンゲショウマ」と名付けて発表したのでした。
第21週に続きます。
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らんまん第20週のあらすじ考察
らんまん第20週からは、少しずつ、物事が良い方向に向かっていきそうですね。
田邊教授と聡子夫人。
前から素敵な夫婦だなぁと感じていました。
役職を離れることになっても聡子がいたから、田邊教授は研究を続けられたのかもしれませんね。
ここでは、田邊教授が新種として発表した「キレンギショウマ」について、ちょっと史実をのぞいてみましょう。
キレンゲショウマ属は、東京大学の初代植物学教授・矢田部良吉が、1890 年(明治 23)に日本人として最初に発表した属です。
平凡社の「日本の野生植物」によると、発見は 1888年(明治 21)8月9日、石鎚山で矢田部良吉(田邊教授のモデル)自身が採集したと記載されています。
しかし、この7日前に、別の「吉永虎馬」という人物がこの植物を発見していました。彼は当時18歳の学生。偶然にも当時植物採集に出てきていた矢田部教授に出会い、鑑定を依頼します。
数日後、矢田部教授自身も同じ植物を発見し採集。
2年後に吉永虎馬が、秋の果実期を採集し、矢田部良吉が二つのタイプ標本を示して論文を記載し学名を付けたのでした。
参考:「土佐の博物誌」「キレンゲショウマ発見当時の話」
気になるのが、この「吉永虎馬」という人物。
後に菌類研究家として知られ、日本コケ類研究の先駆者となった方です。
高知県佐川町出身で牧野富太郎氏と交流があったといいます。
なので、もしかして第18週で出てきた、山元虎鉄少年が田邊教授の研究と関係するのでは、などと、想像が掻き立てられてしまいますが、どうでしょう…?
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らんまん第20週 第96話~第100話 詳細
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