2023年4月からスタートした朝ドラ「らんまん」。
東京編では、寿恵子を見初めるイケメン実業家・高藤雅修が登場しましたが、
高藤雅修の実在モデルは誰なのでしょうか?
伊礼彼方さん演じる元薩摩藩士の実業家についてリサーチしました。
らんまんに登場する高藤雅修のモデルは誰?
朝ドラらんまんで、寿恵子に恋心を寄せ、万太郎の恋敵となりそうな人物、高藤雅修が登場しましたね。
らんまんに登場する「高藤雅修」のプロフィールは、元薩摩藩士の新興実業家。
そして鹿鳴館の開館プロジェクトにも携わっています。
高藤雅修の実在モデルはいるのでしょうか?
もしいるとしたら、こんな方がモデルとなっているのではないでしょうか。
鹿鳴館建設に関わった元薩摩藩士・伊集院兼常?
明治前期に国際的社交機関として建てられた洋風建築物「鹿鳴館」。
この鹿鳴館の建築の主宰担当となったのが、薩摩藩出身で元工部省営繕局勤務の伊集院兼常(いじゅういんかねつね)でした。
伊集院兼常は、実業家で造園師でもありました。
元薩摩藩士で、薩摩藩の営繕関係の仕事に従事していましたが、明治維新以降は、官僚、のちに軍人となり戊辰の役、鳥羽伏見、上野戦争に赴きます。
その後、実業家に転身、参宮鉄道、大日本土木会社社長に。
建築や造園業に携わり、鹿鳴館の建築で名を残します。
明治25年(1892年)には、東京から京都に移り、高瀬川沿いに数寄屋造りの元邸宅「廣誠院」を建てたことでも有名です。
『コーヒーセレモニー at 廣誠院』⑩。
伊集院兼常は施主として七代目小川治兵衛(植治)の庭造りに影響を与えた一人。
この庭園の作庭に植治が関わった確証はないものの、後に植治の庭園に見られる類似性も一部(手水鉢に)あるとか。(なお高瀬川二条苑は植治が関わっている#庭園 pic.twitter.com/MiU83eKcZ8— 日本庭園メディア『おにわさん』中の人 (@oniwastagram) November 29, 2022
「近世の遠州公」とも称された伊集院兼常。
山縣有朋と親交があり、近代庭園の先覚者として知られる7代目小川治兵衛も伊集院兼常からアドバイスを受けていたといいます。
この方がらんまん・高藤雅修のモデルとなっているかどうか、公式発表などはありませんが、
- 鹿鳴館開館に携わる実業家
- 元薩摩藩士
というポイントで可能性としては高いのではないでしょうか。
モデルは五代友厚との説も?
元薩摩藩士の実業家と言えば、五代友厚さんを思い浮かべる方も多いと思います。
五代友厚は、大阪の経済発展に貢献した実業家で元薩摩藩士。
元薩摩藩士の実業家という点がらんまんの高藤雅修との共通ポイントですが、
鹿鳴館が建てられた1883年頃は、五代友厚は、神戸や大阪で活動しており、明治18年(1885年)には亡くなられています。
この点で、高藤雅修のモデルという線は外れそうですね。
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らんまんで高藤雅修を演じるのは伊礼彼方!
らんまんで高藤雅修を演じるのは、伊礼彼方(いれい・かなた)さん!
イケメンという声はもちろんのこと、「素敵な声」の持ち主で、らんまんでは注目を集めていますね。
伊礼彼方さんは、沖縄県出身の父親とチリ出身の母親のハーフでアルゼンチン生まれ。
舞台やミュージカルをメインに、そのほか、ストレートプレイ、ライブ、コンサート、朗読劇、ラジオドラマ等、幅広いジャンルで活躍している俳優です。
らんまん第48話では、高藤雅修は、とうとう寿恵子に「人生のパートナーになってほしい」とプロポーズ。
万太郎とすれ違いが続きそうな寿恵子ですが、どうなるのでしょうか?
らんまんの今後の展開も楽しみですね!
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