2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第101話(第21週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第21週のテーマは「ノジギク」です。
らんまん第101話のあらすじとネタバレ
大学を去った田邊は、聡子や子供たちと穏やかな日々を過ごしていました。
明治26年8月、田邊と聡子はふたりの娘たちと海へ出かけます。
おしゃれな着物を着た聡子に田邊は伝えます。
「聡子、きれいだ。よく似合ってる。」
田邊を案じる万太郎たち
一方、槙野家では千歳が7歳、百喜は5歳、そして末っ子の大喜は2歳になっていました。
万太郎のところには、藤丸が訪れ大学の現状について話します。
そして、大学を免官となった田邊について案じていました。
「想像つかないよ…。あのユーシーが青長屋にいないだなんて」
八犬伝を質入れ
万太郎は日本植物志図譜を11集まで出し続けていたものの、世間の評価は得られず版元も見つからないまま。
家計はどんどん苦しくなっていきました。
とうとう寿恵子は、愛読書「八犬伝」を質入れしに中尾質店に向かいます。
そこにあった新聞で目にしたものは、田邊が鎌倉で溺死したという衝撃のニュースでした。
第102話に続く。
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らんまん第101話のあらすじ解説と感想
第100話は、矢田部教授が非職になり、大学を去ったというところで終わりましたが、それに引き続きらんまん第101話でも、ショッキングな出来事が続きました。
なんと、田邊教授が亡くなったという知らせ。
田邊教授をひそかに応援していた身としては、これは史実に基づいたものと分かっていても、つらいものです。
ここで、史実を、田邊教授のモデルになっている矢田部良吉氏の死の事実についてもご紹介しておきましょう。
大学を去った矢田部氏は、高等師範学校の校長に就任しますが、1899年に鎌倉で遊泳中に溺死しました。
47年の生涯を終えた矢田部氏。
とてもお若くして亡くなられたのですね。
優秀な学者として知られていた矢田部氏でしたが、その激しい気性から人間関係が悪くなり、大学を去ることになりました。
それでも、日本への近代植物学の導入に貢献したことは紛れもない事実であり、牧野富太郎氏と同じように、知識だけでなく、汗水垂らしてフィールドワークも欠かさない真の学者。
こんな形で、世の中を去ったということは残念に思います。
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