2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第111話(第23週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第23週のテーマは「ヤマモモ」です。
らんまん第111話のあらすじとネタバレ
十徳長屋の牛久が真打ちとなり、長屋では落語をみんなの前で披露しています。
そこへ、竹雄と綾がやってきました。
牛久が長屋を出ていくその日、竹雄と綾が高知を引き払い、上京してきたのです。
新しいやり方
寿恵子と綾が久しぶりに会い、語り合います。
寿恵子は万太郎の図鑑の出版方法について悩んでいることを打ち明けます。
図譜は300冊出版することにしているのですが、石版印刷では、その途中で万太郎が描いた図がだめになってしまい、再度、絵を石に描かなければならなくなるのです。
「その先に行くには、なんか新しいやり方が必要ながじゃね」
綾は呟きました。
人間の欲望との闘い
一方、万太郎と竹雄も話がはずみます。
万太郎の仕事ぶりをみて、竹雄は万太郎の体調を心配しますが、万太郎は何か急いでいる様子です。
誰かと競っているのか?と竹雄が尋ねると、万太郎は答えました。
「うん、競いゆう。人間の欲望と」
台湾に行った万太郎は、人と人の争いが自然を壊していたこと、大学では軍隊の命令に逆らえないことを感じ苦しい思いをしていました。そして誓うのです。
「ほんじゃきわしは、はよ、日本中のフローラを解き明かさんといかん。この国の植物をすべて標本にして保管する。そして植物の名前を解き明かして、永久に刻む!」
竹雄と綾の夢
竹雄と綾は、東京で、屋台「土佐」を開業しました。
ふたりが屋台「土佐」を開業したのは、資金を貯めるためです。
綾は「いつか新しい酒を造る」という夢を抱き続け、竹雄はその綾の夢を一緒に叶えたいと寄り添っていました。
屋台には、万太郎や寿恵子、さらに波多野と藤丸が駆けつけて開店を祝います。
にぎやかな夜になりました。
第112話に続く。
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らんまん第111話のあらすじ解説
らんまん第22週は、波多野と野宮の快挙で終えましたが、23週の111話では竹雄と綾が上京。
ふたりの再登場、うれしいですね。
しかもお子さんふたりに恵まれて、綾と竹雄も幸せそうで何よりです。
万太郎の、図鑑を完成させたいという夢は、徐々にその意味も形を変えてきましたね。
純粋に、すべての植物の名前を明らかにしたい、という思いから、その植物を図鑑に刻みたいという方向へ。
もしかしたら失われる可能性のある植物を守りたいという、万太郎の植物愛と学者としての使命がさらに感じられるようになった気がします。
竹雄と綾は「また新しいお酒を造る」という夢をずっと持ち続けていたのですね。
東京で屋台を開業した竹雄と綾。
しばらくは万太郎のそばにいられるということは、もう少しふたりの登場が楽しめそうです。
それから、最後になりましたが、牛久さん、真打になられたとのことで、おめでたい!
長屋は結局、差配のりんさんと、槙野家だけになってしまうのでしょうか。
ちょっと寂しい気もしますが、それぞれの祝うべき旅立ちですから応援したいし、またいつかみんなで集まって欲しいですし、家主さんも登場してほしいですね。
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