2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第105話(第21週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第21週のテーマは「ノジギク」です。
らんまん第105話のあらすじとネタバレ
寿恵子は、植物採集へ出かける万太郎に、品評会に持って行く菊を探してきてほしいとお願いします。
寿恵子は、万太郎に岩崎弥之助が企画した「菊くらべ」の話をし、菊を採ってきて欲しいと頼みます。
万太郎は草花に優劣をつけるのに気がひけましたが、お金になるならと、菊を採ってくることを決めました。
そして、質屋に行き、寿恵子があずけた八犬伝を引き取りました。
菊くらべ
岩崎弥之助が菊の品評会をしたいと言い出してから1か月後、料亭で菊くらべが始まります。
見事な菊が次々と紹介されたのち、最後に残ったのは、寿恵子が持ってきた素朴な白い小菊でした。
寿恵子は、
「これまでに紹介された菊は、元々日本のものではなく、大陸から来た種をもとに改良を重ねられたものであること、そして、自分の持ってきたこのノジギクこそが、日本に自生するもの」
と説明しました。
寿恵子は万太郎から伝え聞いた思いをそのまま述べます。
弥之助は、寿恵子の菊の話に感心したものの、1等になったのは別の菊でした。
弥之助の申し出
しかし催しが終わり、寿恵子が帰宅したあと、岩崎弥之助がみえのところにやってきます。
興味を持ったのか、寿恵子のことを訪ねる弥之助。
みえが寿恵子の夫である万太郎が植物学者であること、そして日本中の植物を図鑑にするという夢について弥之助に話すと、弥之助は笑って言いました。
「花のみならず、昔の誰ぞを思い出すような。…懐かしい夢の礼じゃ。あの花、300で買い取っちゃる。」
そのころ、肩をおとした寿恵子が帰宅した槙野家では、万太郎が寿恵子に大学の徳永から手紙を受け取ったことを打ち明けます。
徳永は万太郎を助手として採用し、月給15円が万太郎に支払われるという内容のものでした。
第106話に続く。
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らんまん第105話のあらすじ解説と感想
らんまん第105話では菊くらべとその結果の様子が描かれましたね。
万太郎が採ってきて寿恵子にあずけたのは「ノジギク」。
寿恵子が万太郎の代弁者となり「ノジギク」の美しさ、たくましさを語ります。
残念ながら1等は得られなかったものの、弥之助の取り計らいにより、300円もの大金を手にすることに。これで、槙野家はひとまず助かった!といったところでしょうか。
史実においても、岩崎弥之助氏は牧野富太郎氏の借金を肩代わりしています。ただ、らんまんのような、菊の品評会を通してというわけではありません。
弥之助氏に借金を肩代わりしてもらったときは、富太郎氏は大学で働いていました。しかし月給だけでは借金を返済できない富太郎氏を周りの人たちが心配し、富太郎氏に岩崎弥之助氏を紹介してくれたそうですよ。
(詳しくはこちらの記事で⇒ 牧野富太郎と岩崎弥之助(弥太郎の弟)の関係は?)
らんまんで、寿恵子が述べたノジギクの話、素敵でしたね。
確かに見栄えは他の菊に劣っていたかもしれません。
しかし、凛として花を咲かせたあの菊は、ある意味、どの菊よりも美しかったと思います。
弥之助もそんな風に感じたのか、万太郎の夢をきいて、かつての誰かを思い出したのか、かつて自分が抱いていた夢を思い起こしたのか、わかりませんが、弥之助を動かしました。
そして弥之助氏が言った言葉。
『昔の誰ぞを思い出すような。』
これ、誰の事でしょうかね?
ディーン様、回想でも良いので再登場してほしいです。
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