2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第20話(第4週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第4週のテーマは「ササユリ」です。
らんまん第20話のあらすじとネタバレ
早川逸馬に連れられて行った先はジョン万次郎こと中濱万次郎の屋敷。
ジョン万次郎のことを本で読んでいた万太郎は、会えたことに感激しますが…。
ジョン万次郎からの贈り物
逸馬が万太郎を連れて行った先は、「中濱万次郎」という人物の屋敷でした。
中濱万次郎と話をするうちに、彼が、「ジョン・マン」であることに気づき、感激します。
万太郎は子どもの頃、中濱万次郎が記した「漂巽紀畧(ひょうそんきりゃく)」という書を読んでいたのです。
それは、土佐の漁師が漂流し、捕鯨船に乗ってアメリカを渡ったという数奇な体験の書でした。
しかし、中濱万次郎は物憂げな表情。
国に帰れた中濱万次郎は国の外交のために役立ちたいと考えていました。
にも関わらず、幕府は万次郎をスパイと疑い、通訳として登用しなかったのです。
結果として日本は不利な条約を締結することになりました。
「生きて帰ってきて、わしにはなすべきことがあると思うたけんど、何もできんかった…」
中濱万次郎は、自分を殺して生きてきた苦悩を語りました。
そして、その苦しみが万太郎にはよくわかります。
「私にとっての自由とは…、海で見た夢そのもの。」
「人の一生は短い。後悔はせんように。」
万太郎が中濱の屋敷を去る際に、中濱万次郎が一冊の洋書を取り出し、万太郎に渡します。
それは、シーボルトが日本の植物を調査した本『日本植物誌』でした。
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綾の決意と竹雄の誓い
一方の綾と竹雄は高知で夜祭に参加します。
にぎやかな踊りの輪に入り、夢中になって踊った後、綾は竹雄に心の内を明かしました。
「おばあちゃんの言う通りにする」
「峰屋のために生きたいき、そうするがじゃ。」
そんな綾を見て、竹雄は綾への気持ちを伝えたい衝動に駆られます。
そして、綾のために買ったくしを握りしめながら、誓うのでした。
「綾さまがたとえどなたとご一緒になられようとも、わしの忠義は変わりません。」
第21話に続きます。
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らんまん第20話の感想
ジョン万次郎との語らいが描かれた、らんまん第20話。
ジョン・マンこと中濱万次郎は、多感な青年期を自由あふれるアメリカで過ごし、帰ってきた日本は鎖国状態。
それでも国のために自分のなすべきことをしようと決意したものの、アメリカのスパイと疑われる。
確かに、ショックを受けるし、気鬱にもなりますよね。
人生があまりにも数奇、波乱万丈すぎて、想像にも及びませんが、遭難せずに土佐で漁師としての人生を歩んでいたら、自由が何たるかを知ることもなかったのかもしれません。
そんな中濱万次郎を見ながらも、万太郎は自由の道を選ぶことを決めました。
時代は変わりつつあり、その中で、逸馬やジョン・マンと巡り会えた奇跡。
万太郎が自分の道を選ぶことは必然だったのかもしれませんね。
さて、自由を選ぶと決めた万太郎とは対照的に、祖母タキの言う通りにすると覚悟した綾。
綾がどんな選択をしても支えることを誓った竹雄は、今回も思いを伝えられず、お土産のくしを渡すこともできませんでした。
やはり、立場の違いが竹雄にストップをかけるのでしょうか?そういう時代だったのでしょうね。
逸馬の仲間に入らずに佐川に帰ると決めた万太郎ですが、来週もまた一波乱ありそうです。
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