2023年4月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」。
この記事では、「らんまん」第56話(第12週)のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第12週のテーマは「マルバマンネングサ」です。
らんまん第56話のあらすじとネタバレ
高藤からの申し出を断り、万太郎のところに駆けてきた寿恵子。
万太郎に抱きついたものの、
「今まで私のことをほっといて、何してたんですか!?」
と激怒します。
正直すぎる万太郎
ドレス姿の寿恵子が万太郎の住む長屋に来て、十徳長屋は大騒ぎになっています。
竹雄が帰宅すると、長屋のみんなが勢ぞろいしています。
「お姫様が来ているの」
かのがと竹雄に伝えました。
竹雄は部屋に入り、寿恵子を歓迎します。
部屋の中は、見るも無残に荒れ果てており、寿恵子もそれを見つめています。
このありさまを目にした長屋の面々は、これは万太郎が振られると思って、その場を立ち去るのでした。
万太郎は、今まで雑誌の創刊に打ち込んできたことを寿恵子に話します。
そして、今後も研究のために金が必要となるため、寿恵子にも苦労をかけることを正直に打ち明けました。
竹雄はこのままでは破断になると思い万太郎の口をふさぎますが、万太郎は構わず続けます。
「わしにはあなたが必要ながです!わしと、生きてください!」
そこに丈之助も割り込んできて、万太郎に「自分勝手すぎる」と口出しする始末です。
一緒に大冒険を
しかし、ひとり冷静に聞いていた寿恵子は語り出しました。
万太郎と生きるのはとても大変だということはわかる。
それでも万太郎が好きだという寿恵子。
「私、性根をすえなきゃ。あなたと一緒に大冒険を始めるんだから」
「日本中の植物を明らかにして図鑑を作る」という万太郎の目標を、必ずやり遂げて欲しいと、寿恵子は言います。
寿恵子は寿恵子で、里見八犬伝を例に出して、完成したからこそ傑作だと主張します。
「必ずやり遂げてください!」
「はい!一生かけて必ずやり遂げてみせます。あなたと、作り上げる!」
ふたりは約束し、誓い合うのでした。
第57話に続く。
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らんまん第56話の感想
プロポーズシーンが15分にわたり描かれたらんまん第56話。
ちょっと変わったプロポーズで、邪魔者が登場したりとなかなかの破天荒ぶりでしたが、最後にたどり着いたのは、ふたりの固い決意でしたね。
寿恵子の愛読書『南総里見八犬伝』。
安房里見家を舞台に、八犬士の活躍を綴ったストーリー。
作者の曲亭(滝沢)馬琴先生は、足掛け29年を費やして完成させたといいます。
馬琴先生は目を悪くし、晩年は妻の路さんに口述して完成にたどり着きました。
馬琴先生を支えた路さんと、牧野富太郎博士を支えた寿衛子夫人。
どこかシンクロする部分もありますね。
丈之助vs寿恵子の馬琴先生論争も面白かったです。
どちらも馬琴先生を愛してやまないからこそ、出てくる正論のぶつかり合い。
でも、寿恵子の愛が勝ったということでしょうか?
楽しい月曜日の朝でした。
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